金木犀(きんもくせい) ムラサキシキブ(紫式部) 金木犀(きんもくせい) 庭のムラサキシキブの実が、鮮やかな紫の珠(たま)になり、金木犀の香りが漂う季節になった。 その昔、幼稚園の近くに家を建てることにした。庭には、この季節、かぐわしい匂いを漂わせる金木犀を、どうしても植えたいと思った。 今、その幼稚園は幼保一体とやらで、他所に移っていった。もうあの園児たちの喚声は聞かれない。 時も季節も、うつろいながら過ぎていく。