大行沢GPS軌跡 途中からONのため前半の軌跡がありません。
今日は、Tさん、H1さん H2さん、それに私の4人のメンバーで、全国版(Tさんの解説によると)仙台秋保二口山塊(ふたくちさんかい)の「大行沢」に挑みます。先ずは静かなスタートを切りました。
今日のリーダーはTさん、テレマークでもお世話になっています。冬山スキーでは「骨拾ってやっから」と言いながら、いつもしんがりを務めてもらってます。例の「白い粉に狂った私」ステッカーは彼が見つけてきました。今日はいつになく慎重です。
初めは「ゴルジュ」と呼ばれる両岸が切り立っているところを、へつって(へばりついて横歩き)行きます。
沈したのはここを幅広くした感じのところ
ところが、しんがりを行くボクが、へつりから滑って水没してしまいました。H1さんの話では、頭から沈んでいったそうです。
すっかり沈んだのでしょうか?浮かび上がる間、「オレって泳げるから大丈夫だよな」とか冷静になろうとしていました。でもあわててたんでしょう、水を少し飲みました。
泳ぐ
へつる
言い訳を言わしてもらえば、泳ぐ、へつる、高巻く(遠回り)しかないのですから、下は深くて短い淵「落ちても泳げばいいだろう」の油断があったのかもしれません。ところがあんまり豪快に落ちたもんですから、デジカメは使えなくなりました。それ以降携帯で撮影です。ブロガーはメげません。
一難去ってまた一難。前途に滝がはだかります。今日は得意の「悲しい色やね」の替え歌、♪「落ちたらアカン落ちたら」も出てきません。
隊長が我々にロープを出す為に行きます。ボクも待てばよかったのですが、ホールドと足場が鮮明に見えてきましたので、隊長に続きそのまま登りました。
H1さんが、タイブロックと言うすぐれものの金具を着けて登ってきます。
H2さん、タイブロックはロープを張らないと難しいと判断して、エイトノットで手際よく自分を確保し、登ってきます。
ハチ刺され
好事魔多し、次の滝でハチに刺されてしまいました。なんとロープの支点の木付近はハチの巣だったのでした。
見る間に手が腫れ上がってきました。これはいけません。翌日テレビで見た、キイロスズメバチそっくりでした。黄色と黒のストライプ、多分間違いありません。登った先がスズメバチの巣では、シャレになりません。あわてて、隊長にコース変更を進言しました。
全員そろったところで、支点の回収をどうするかということになったようです。ハチが飛び回っています。怒っているのでしょうか?攻撃的です。そのうち、カッパをかぶって回収しようということになったようです。痛みを知っている僕は、「やめろ、やめろと」冷ややかに見ていました。そのうちT隊長が背中を刺されたようで、泣く泣く支点とロープを2mほど切って、出発です。・・・・。沢屋ってケチですね。
「なめ」という言葉は滑(なめ)からきたようです。一枚の岩の浅瀬をなめるように水が流れます。大行沢(おおなめさわ)の名称もここからきたのでしょう。
隊長が解説します。「この沢の後半は天国。だからその前の苦しみは天国の階段」うまいことをおっしゃいます。でも、「なめ」の前に大がついているからか、ゴールには中々着きません。隊長にそのことをぼやくと、「来たのはずいぶん前だから忘れちゃった」と言われました。
最後の5mの滝
この人千葉出身だから、ナマってません。「忘れちゃった」・・・か、とか反復しながら行くと、やっと正真正銘最後の滝に出会いました。
樋の沢(とよのさわ)避難小屋
今日の最終到達点、樋の沢(とよのさわ)避難小屋にたどりつきました。
「沢登りって人生そのものだね」H1さんがいみじくも言いました。同感ですね。
でもヒネたボクは、「七つの坂を越えたところに、まさかの坂のハチがいたなんてね」と言葉を継ぎ足しました。
さあ、病院に行って注射してもらわなくちゃ。
「大東岳、だからあなたは嫌われる」とか標語を考えながら、なが~いなが~い大東岳の下りを急ぎました。実に7時20分発、16時30分着。9時間10分の攻防でした。















