桑の木
事務所の駐車場わきに数年前、見覚えのある実をつけた木を見つけました。
くわご、漢字で書くと桑子でしょうか?僕らはそう呼んでいました。
遠い昔、ボクらの遊び場にもこの木がありました。
この一帯は以前は開拓地。養蚕はしてなかったと思われましたが、先日聞いたところ戦後すぐまでは養蚕をしていたとのこと。この木はその名残でしょうか?
蚕はこの葉を食べて、絹糸になる繭を出すそうです。
近くの町で育ったボクは、この木のそばで、「うまとび」をしました。田舎でも、町場から遠ざかると方言がキツくなり、「うまっこぬさり(乗さり?)と呼んでる子もいました。
立ってる人の股の間に頭を入れて、次々に頭を入れていって人数分だけの馬を作り、もう一方のチームは順に飛び乗る。
全員飛び乗ったところでジャンケン。乗せるほうが勝ったら攻守交替。・・・・そんな遊びでした。
当時は学年で言えば、4~5年差で遊ぶのは当たり前でした。
幼い子が入ったら、「みそん子」標準語で言えば「みそっかす」?オブザーバーですね。かくれんぼで鬼になったらお兄ちゃんお姉ちゃんの後見人が一緒に探してあげました。
やがて夕闇が迫る頃、例の「くわご」を食べながら家路に着くんですよ。
桑の実 食べごろは、紫色に熟してから。
くちびるを「ぶんど(ぶどう)色」に染めながら。

