「俺たちの頃は、こんなもんじゃねがったんだがら」と、同級生Aが後輩に言った。


「んでも、ながったべや」とオレがまぜっかえした。


野球部の最上級生になっていた。


反骨精神だけは旺盛で、組織の中では問題児だった。


2年程前、わけもわからず、「ホームページビルダー」を見ながらホームページを作った。知人に伝えるのに、URLとかの概念もわからず、「私家版 奥の細道」という題名を教えた。


「グーグル」での検索は程なく出来たが、画面の真ん中にでんと居座る「ヤフー」では中々出来なくて、伝えた友達からブーイングされた。


噂では、上位に上げたり、早く上げるのにはお金がかかるらしいと聞いた。

最近その疑問が解けた。


「文芸春秋」6月号記事、グーグル秘録「メディアの破壊者」によると、「情報はただ(無料)」が「グーグル」のコンセプトだという。


これまで、他人(ひと)様にものを教えることが有料だというのは常識。


ボクも「ヤフー」で検索出来なくても、ささやかな抵抗、他の検索も全て「グーグル」だけにして、そんなもんだろうと納得していた。


しかし、今になって見ると「情報はただ」のコンセプトは革命だったのだ。


「どっからお金をとるの?」、と言う人は過去にしがみついている人。


「ただの情報」を求めて群がる人に網をかける。そこに広告を貼り付けたのだ。


だから、「ただの情報」に情実は許されない。ガチンコ勝負、人気のあるもの、自然淘汰された精度の高いもの順でなくてはならないのだ。


その無料で寄せられた情報に入札させ、貼り付けた広告のクリックした分にだけ、課金しているという。


さてこの革命、中国では言論統制の件で撤退。グーグルアースのプライバシー問題、情報流出。どうなることやら。


「君たちは魔法をぶち壊しにしようとしている!」訪れたグーグルの創業者たちに向かって、当時世界有数のメディアのオーナーが言ったという。


「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」


押し寄せてくる波に、反骨精神旺盛だった野球少年もあなたも、既存の権威や常識を捨てられますか?


少なくとも今現在、あなたもボクも、こうして脂汗を流して書いているブログが「グーグル革命」の片棒をかついでいるのは間違いないようですよ。