昨日は湯殿山東斜面を滑って(転がって?)来ました。

T氏、K氏両ハードヒッターと同行です。

待ち合わせの宮城インター付近、先に着いていた両氏、いつになくご機嫌です。

ボクが、思ったより早く着いたためでしょうか?今日のコースへの期待感でしょうか?鼻歌交じりに荷物の積み込みも手伝ってくれます。

彼らに言わせると今日は天国コースとか?のんびりと下みちを走ります。

今日はピカ天、河北町辺りでは、月山が、まったりとしたマシュマロのような山容を見せてくれます。

※事情により、不鮮明な携帯画像をお詫びいたします。

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河北町より月山を望む

ここは名物肉そばの町、肉そばの店が軒を連ねます。帰りは「肉そばのラーメンバージョンにしようか?」などの軽口も飛び交います。 

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志津温泉を過ぎ、ほどなく姥沢駐車場へ。

ない!ない!ない!

オレのストックがないあせる

ここは他のスキー場が終わってから、夏場まで営業する特殊な、キ印のためのスキー場。貸しスキーは聞いたことがない。

「ノーストックでやればいいっちゃ」とKさん。

「出来るわけねえべさ」こっちも負けてはおりません。

ノーストックで月山系の山を駆け巡る技術があれば、今頃、イケ面(べーっだ!の、アルペン解説者で鳴らしてるっつうの?

「Kさん、今日は珍しく積み込み手伝ってくれたもんね」ボクは毒づきます。

…運良く、民宿でストックは借りられました。

いや~な予感のする中、姥沢リフトで出発です。

姥ケ岳…みんな「うば」と呼んでいます。月山を目指すなら嫌でも目に入る山。

どうしてそんな名前になったんでしょう?ボクの珍解釈によると、この場合の女ヘンに老は、女の老人ではなく、老獪な女の姥なのです。

湯殿と月山の間にあって、したたかなやり手ババアと言う感じ。体形(山容?)もまだまた、むっちりとしています。

Kさん、山歴30年以上のベテラン、蟻のように姥を目指す連中の直登ルートには目もくれず、手慣れた足取りでジグザグに進みます。…これが真っ直ぐ登る連中より、速いんだ。

しまった!姥までは30分と聞いてたけど、それは彼らの所要時間。青息吐息で5分遅れの到着です。
泣き言をグッとこらえて、湯殿山の下に滑り降ります。

思いがけないないパウダースノー。足にキているボクには、チトきつい斜面だったけど、どうにかゴマかして、湯殿山下に着きました。

Kさん呟きます。「湯殿は神の山、登っちゃいけねえ山だったんだよな」

彼、時々あらぬことも口走るが博学の人、イザベラバードから、キャプテンクックの「獣姦話」、はたまたコロンブス?の「梅毒説」まで幅広い。いやな予感がよぎります。

そう言えば語っちゃならぬと芭蕉さんも言っていた。湯殿を目指すオイラ達はバチあたりか?

やがてキツいキツ~い三段の登りををこなすと、彼等が「美味しい」という、湯殿山頂、東斜面に到着です。 
でも、今日のオレ、いささかヘン。足にきています。

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湯殿山東斜面中央茂みの間を降りてきました。

ゲッ!なんだこの急斜面。テレマークのコツは恐がらずに身を投げだすこと。ままよ!飛び込んだはいいが、足が…支えられません。

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湯殿山東斜面

飛び込んではパタっと倒れの繰り返し。ようやく東斜面下にたどり着きました。
ここでめでたく昼食。

あとは石跳川沿いを、ネーチャーセンターまで、川を避けて山寄りを30分ほど下るだけ。

あと10分。ズデーン!左右の肩を打ちながら転がりました。肩は、足は?

大丈夫!でも、ス、ストックが、ぬ、抜けないガーン

ようやくのことでストックを抜くと、あろうことか、ストックが「く」の字に。

借り物のストックだっちゅうの!Kさんがやってきました。状況を説明しながら、浅ましいことを考えました。

曲がったストックを延ばして返そうか?…でも悪いことは出来ないもの。反対に押さえつけたらポッキリ。

やはり、今日のオレは湯殿の神と山姥(やまんば)の逆鱗に触れている。

そんなこんなでようやくゴール。あ、終わった!と思いきや、あろうことか、100枚程撮ったデジカメ映像が全部真っ白。

たたりじゃー!

あ、それからKさん、ごめんなさいストックは最初から、忘れてました。

レンタルしてくれた、民宿柏屋さん、浅ましい気持ちを起こしたボクに、無償にしてくれてありがとうございました。

そして、身代わり骨折のストックさん、感謝します。