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4月10日は、月山の夏スキー場開き。

この時期に月山の麓、志津温泉に泊まって山に入るのは3シーズン目になりました。

四人で来たのですが、他の人達は10年以上のベテラン。今回もお世話になります。


志津温泉には夕方着きましたが、「ただ、風呂に入って酒を飲むんじゃつまんない」ということで、かかとがフリーのテレマークスキーの都合上、「花魁滑り」の多い中、豪快な「男滑り」をするAさんと、石跳川沿いをネーチャーセンターまで軽~く一本滑ってくることにしました。

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翌4月11日8時半、仙台からの10人と姥沢駐車場で合流しました。

リーダーのTさんお世話になります。ドジなボクに、忘れたタイツ貸してくれたから言うんじゃないけど、Tさんは地図読み、行動力、決断力、滑り技術全てにおいて傑出したリーダーです。

今日は、月山山頂から志津温泉までの、滑りだけで8キロの超ロングコースです。

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雨模様の天候も徐々に回復してきました。

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雲海の中を進みます。

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ようやく山頂「月山神社」です。

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鳥海山もくっきり。

「雲の嶺 いくつ崩れて月の山」芭蕉 旧暦6月8日といいますから、7月の中旬でしょうか?芭蕉さんはこの方向から「息絶え身凍えて」登ってきました。きっとこんな天候の月山を詠んだのでしょうね。

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「ここ滑んの?マジ?」とどまるわけにはいかない山スキーは、基本的にギブアップ出来ません。

「やったろうじゃねーか!」とりあえず斜め下方にしずしずと進みます。

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谷間の向こうは確か朝日連峰。ゆるやかな斜面もありましたが、間もなく四谷川のえん堤を渡り最後の地獄、1時間の超急登です。「♪人生楽ありゃ苦もあるさ」ですね!

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地獄の登りをなんとか切り抜けて、ふと振り返ると、月山、湯殿山がくっきり。


月山の山をいくつも経験しているAさんが、「滑りはこのコースが一番じゃないか」って言ってました。

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終着、志津「五色沼」到着。山スキーの後の楽しみはなんと言っても温泉、そして山形と言えば「そば」

昨日の宿「えびすや」さん、6時近い到着にも関わらず、今日は帰る私たちを優しく出迎えてくれました。

入浴後は鍋いっぱいに山菜の入ったつゆにつけて食べるそば。

「まいう」


月山バンザイ、「えびすや」さんバンザイ、そして3人の優しくて熱いテレマーカーばんざ~い。