「手枕(たまくら)にほそき肱(かいな)をさし入れて 宮にめされしうき名はづかし」

(上の句 芭蕉、下の句 曾良)


大意 「宮さまの伽(とぎ)に召されたとき、うわさになったわ。 細い腕で、手まくらしてあげたっけ」

    

    ※ 連ねて交互に何句も詠む、「俳諧連歌」と呼ばれる和歌のため、実際は下の句が先に詠まれたもの


46才の時、奥の細道の旅に出た芭蕉さん、今と比べれば食料事情の悪い江戸時代とはいえ、各宿場には飯盛り女や、春をひさぐ者がいたはず、枯れ過ぎに見えはしませんか?


と、自分の尺度(冗談だからねべーっだ!)で芭蕉さんの色恋を探すのに闘志を燃やしている。


奥の細道の「一家(ひとつや)に遊女もねたり萩と月」は、隣の部屋に遊女が寝ていることを考えると、もんもんとして寝付けないなあ。


と勝手に解釈をつけたりしているが、芭蕉さんもなかなかシッポは出してくれない。


やっと見つけたのが上記の句、同行の曾良さんとの掛け合い、なまめかしく思うのはボクだけでしょうか?