問 「はゝには 二たびあひたれども ちゝには 一どもあはず」
(母には二度逢いたれども、父には一度も逢わず)
答 「唇」
中世、貴族たちの間で謎立(なぞたて)と呼ばれる、なぞなぞが流行したという。
僕たちが子供の頃やった「なぞなぞ」 「千人の綱引きは?」 「納豆!」 みたいに可愛くはなく
高尚で、貴族趣味という言葉通り、ずいぶん理屈っぽかったようだ。
だが国語史から見ると、このなぞなぞはずいぶん重要なことを含んでいるらしい。
つまり、中世の京都の人々は「はは」はfafa(それ以前はpapa)と、唇を二度近づける発音をしていたことがわかるというのだ。
・・・・・縄文人はどんな言葉を話していたか?に異常なぐらい興味を持っている。
我が東北弁こそ、縄文語を色濃く残している。と、根拠の無い推理をしている。
だがこのなぞなぞは、たかだか500年ほど前の話。
私のなぞなぞは永遠に解けないのだろうか?