秋にたっぷりと脂肪を貯えたヒグマやツキノワグマは、冬の間、穴の中で春まで何も食べず、水も飲まずに過ごす。
寒さが、「冬眠」という生理現象を誘発するらしい。食料の無い厳寒を過ごす適応なのだろう。
暖かいところに住むツキノワグマや、暖冬の時は、タイミングを逸して冬眠出来ないのもいるらしい。
その場合、人里に現れたり、餓死することもあるのだろう。
基礎代謝・・・・・・何もせず呼吸だけしている状態のことを言うのだろうが、熊はさらに呼吸数、脈拍数、体温を落として冬眠中を眠って過ごす。
死んでいるわけではないから、うつらうつら状態なのだろう。
メス熊は、そのもうろう状態で出産授乳をするという。
山登りであえいでいる時、熊の冬眠を思い浮かべて登ったら、楽にならないかと考えたことがある。
「基礎代謝、基礎代謝」と唱えて歩いた。
一瞬呼吸が楽になったと思った気がしたが、長くは続かなかった。
熊は偉大だ。
いつかはその域に達しようと思っている。