「花散れば とふ人まれになりはてて いとひし風の音のみぞする」

     


藤原範兼(新古今和歌集)

大意は、あれほど花見客でにぎわった桜の名所も、花が散ったら人影もまばらになり、風がいやな音を立てて吹くばかりだ。だろうか?

人間社会とはいうものの、人の世は、猿山の猿と変わらない面も持ち合わせている。

男であれば金のある者地位のある者、女であれば、若さと美貌に人はなびく。

ところが、花が散り、権力と美貌が消え去ると潮が引くように取り巻く人も去っていく。

みんなで桜の後の城山に、白つめ草を摘みに行きませんか?