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鶴岡八幡宮

 古都鎌倉を訪れました。中学校の修学旅行以来です。当時は3泊4日の旅でした。
 一日目は日光。いろは坂、酔いましたね。
 二日目は東京。羽田空港は雨でした。東京タワーは身がすくみました。
 鎌倉は三日目か、最終日でした。
  
 今日は鎌倉駅から、手焼きせんべいをかじりながら、鶴岡八幡宮への参道をぶらりぶらり歩きました。今風のものを扱う店、昔ながらのお団子やワラビ餅を売る店、伝統の鎌倉彫を商う店が軒を並べ、縁日の出店の中を歩く気分で爽快でした。さすがですね、人出は、我が塩釜神社で言えば、初詣並みですかね。
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 その後は「大仏」に行く予定だったのですが、息子の勧める「鎌倉文学館」に行きました。石畳を歩いて、小山をくり貫いたトンネルも有りの、大庭園を眺めながら向かう旧「前田邸」は、素晴らしかったですよ。


 印象に残ったのは、鎌倉に住んだ、いわゆる「鎌倉文士」達の自筆の原稿や書簡でしたね。
 司馬遼太郎「坂の上の雲」の、もう一人の主人公「正岡子規」の、「死ぬの生きるの。って言うのは、たわ言だ」って趣旨の手紙がありましたが、カリエスを患って長い闘病生活を送った人の言葉らしくて痛快でした。

 太宰治が芥川賞の選考委員である川端康成に、「どうか、賞を取らせてください」と懇願する手紙もありました。人間ぽくて、女々しくて良かったですね。
 
 定番の大仏様を参拝しました。「胎内くぐり」は修学旅行のコースには、なかったですね。込み合うからかもしれません。この日も日没近くで、「見えないかもしれませんが」の断りつきで、時間を延長してました。

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大仏胎内

 胎内くぐりに手間取って、長谷寺に到着したら閉門でした。ブーブー言いながら門前のオルゴール館で、絢香の「三日月」を買いました。がんばっているからねって・・・・・愛してるからねって」いいですね!この歌はサザンの「いとしのエリー」五輪真弓「恋人よ」のような、歴史に残るものになるでしょうね。箱無しのむきだしのままのを買ったのは、ちょっとケチでした。

 そうこうしている間に、この「シルバーウイーク」期間中、長谷寺が5時からライトアップしているとの情報。ラッキーでした。素敵でしたね。興奮したのか、長谷寺の写真が全てピンボケだったのはくれぐれも残念でした。