切込焼そば猪口

 東日本大震災で壊れたやきものを金継ぎで直して使っている。喫茶店をやっていた友人が飾っていたものだが、震災後暫く放っていたのものを譲ってもらった。
 なにぶん素人の手なぐさみ。線は太く接着も稚拙だが、口に入れるものだからと志は高く、材料は本漆と純金粉を使った。 
 切込焼は江戸時代の終わり頃から明治初めにかけて仙台藩内で操業したやきもの。制約の中で作られた為か磁肌は灰色がかり呉須絵の具の発色はくすんでいる。 
 コーヒーブレーク、割れた猪口を見るたびに、今となってはそれが切込焼の魅力だとつくづく思う。
 


堤焼三彩火鉢

 堤焼の三彩火鉢を引っ張り出して来ました。もちろん暖を取るためではなく眺めるためです。

堤焼は藩政時代の仙台堤町で瓦焼から始まり明治大正昭和と陶器や土人形など多彩なやきものを作り出して来ました。現在陶器製作は郊外に移転した一軒と土人形作りの二軒が残るのみとなったようです。

 この三彩火鉢は数年前知人から譲り受けました。手作りの重い箱に入っていましたから、前所有者が大切にしたものかが偲ばれます。

 三彩と言えば同じく仙台藩の御用窯、切込焼の三彩が有名です。切込の三彩は江戸時代後期主に磁器で作られ洗練されたものが作られました。この堤焼三彩は明治時代の作と思われますから切込三彩を意識して作られたのは想像に難くないですね。

堤焼二彩火鉢

 実は先日同じく堤焼の二彩火鉢を入手したのですが、友達にあげてしまいました。この二彩火鉢も捨てがたい魅力がありますね。反射で人にものをあげるクセがあるので、反省ですね(笑)







 橫額をもらったのはいいのですが、裏の下張りがボロボロ。そこでホームセンターでふすまの下張りを買って来て張ってみました。

 作業した場所が14畳あったから、名付けて「十四畳ふすまの下張り」

 綺麗になった橫額には取って置きの「奥州会津図」を入れてみました。江戸の終わりの噴火前の磐梯山が描かれています。