たしか一昨日だったと思うんですが、twitterをチェックしていたら心にピタリと引っかかりましてすぐさまYouTubeを検索して拝見しました。
あれから3日。今、仕事以外でも慌ただしく忙しい毎日過ごしてるんですが、そんな中で合計3回リピしちゃったw

それくらい好きな作品に出会えました。
それは、
世にも奇妙な~シリーズ
香取慎吾さん主演
「水を預ける」

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僅か20分。
その中に1秒だって無駄がない空間が出来上がってる。
圧倒されるのは、主人公の膨大な台詞の量と独特な言い回し。
全部独り言で構成するには、20分はすごい長い時間なはず。
それが、冒頭から隣の女性が水を預けるまでの独り言が私の心にキュンキュン響くんです。

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すごく切羽詰まって二進も三進もいかない時、もはや笑うしかなくて、何やってんだよって自分で自分を突っ込むことってあるもん。
慎吾さんのこの独特なイントネーションなリズムは家族ノカタチもそうだったけど、ひとつの音楽のように聞こえる。
そして、面白い。
まるで独り舞台を見てるようです。

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全然ダメ、これじゃお客さんがわからないよってとこの声の出し方がね、鳥肌もん。
ちゃんと感情が入ってるんですよ。
ただ台詞喋ってるんじゃなくて。

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この電池クルクルシーンがすごく自然でこの手つきが好き。←めちゃくちゃマニアックですみません。

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このお芝居見てると家族ノカタチでいう、このお芝居思い出します。
陽三さんの話を聞きながらみかんむく葉菜子w
つまり、わざとらしくなくて何気ないシーンなんだけど心に残るってこと。

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世にも奇妙ならしい展開の作品なんだけど、慎吾さん特有の不思議さと捕らえどころのなさ、狂気の世界一歩前の芝居見て、心が鷲掴みされました。
ラストがね、びっくりですよ。
全部わかってから2度見ると鳥肌が立つくらい凄い。主人公の心の叫びが膨大な台詞から聞こえてきそうだから。

やっぱり、慎吾さん天才だわ。

何でもこなす器用さゆえにキャラものの作品が多くて、その印象がすごく見る側が残ってたりするんですよね。
でも、大介もそうだけど普通の役を演じた方が慎吾さんの良さは引き立つような気がします。
普通の役が一番本来は難しいんですよね。
平凡な1人の人間にある狂気や虚無や孤独。
それが人と関わることで少しづつ変わり赦しや希望へと向かってくみたいなw
そんな作品が見たいなぁ(*^^*)

まだご覧になってない方は、ぜひ、YouTubeで「水を預ける」を見てみてください。
なので、あえてネタバレはしてません。
内容とは関係ないけど、鉛筆を握る手のアップが個人的に好き。
震えるとこも好き。
メガネ姿も好き。
ワイシャツがちょっとはだけてるとこも…。
これくらいでやめときますw

樹里さんの作品でいうと、やいさんも言ってあったけど、5つの鞄の「HOPE」ですね。
私、昔から星新一さんのショートショートが大好きだったんです。
短い中に無駄を省いて簡潔にメッセージ性を強くしてびっくりするようなオチとアイデアで楽しませる。
そこに素晴らしい演者が加われば素晴らしい作品になりますよね。
3年前の作品みたいですが、この時期に出会えてほんとに良かったと思います。

また近く慎吾さんの本気の芝居が見たいです。
何かにかこつけて叩くマスコミには作品の内容や芸術性は見てないし関係ないんですね。
見てるのはただ数字だけ。
だから、そういうのを鵜呑みにして信じちゃダメ。才能ある制作スタッフの良識で家族ノカタチのような見てる人が唸るような素晴らしい作品を生み出して欲しいなと思います。

そして、いつか、樹里さんとまた共演して欲しいです(*^^*)
「水を預ける」で、益々、慎吾さん好きになっちゃったなぁ。
これはほんとの話です(*^^*)