キュンとくる瞬間は人それぞれだと思うんですが、私の場合、順調にそこそこ成功して充実してる笑顔の男性より、人知れず孤独だったり打ち明けられない悩みをじっと我慢してる背中を見た時にキュンキュンします。
だからかな、家族ノカタチの大介が今でもずっと私の心の中に居続けてるのは。
作り笑顔という重い鎧を自分だけがわかってしまったら…。
葉菜子の気持ちや行動が痛いほどわかります。

大介はちゃんと仕事も出来、チームリーダーも任されてる、大人の社会人。
それが、親からいきなりの余命の告白。
堕ちないはずないんですよね。
私だったら友達やスタッフ、周りにいる方に手当たり次第話してたんじゃないかな。
でも、それをしない大介。
いや、それが出来ない大介。
甘えたくても甘えることが出来ない大介。
漁師の家庭で育った一人っ子でご両親が休みなく働いていてね、きっとほったらかし状態じゃなかったのかな。
一人遊びが好きで1人で全部解決して1人で楽しみを見つけて。
そう考えると、大介が大介になった訳がわかるようで愛おしさが倍増するんです。

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何回も見てると、大介はこの場所で葉菜子を待っていたような気がするんです。
この場所なら葉菜子は自分を見つけてくれるんじゃないかって。
この場所が1人になって心を整理する場所であるのは葉菜子も同じなのですから。
そして、葉菜子もここにいる!ってちゃんとわかってた。
だから、2人が話す前の時点でウルウルきてたんです。

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守ってあげたくなる背中といえば、やっぱり陽三さんもそう。
私、家族ノカタチの陽三さんの言葉は自分の余命がわかった時にきっと思い出すと思います。
あらゆる手当てはしたけど、もう治療方法が見当たらない。
あとは死を待つだけだ。
絶望ですよね、でも、あ~、これは俺の寿命なんだな、花や樹と同じなんだなって言葉、ほんと沁みました。
そして、なんだか勝手に癒されました。

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親父の背中を見る大介の瞳がやっぱり潤んでるんです。
切羽詰まってる。
慎吾さんのこの繊細な芝居はほんとすごいと思います。

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自分のほんとの気持ちを和弥によってわかった時、ガラリと表情が変わるのが樹里さんの凄さでもありますよね。
第9話は、心配して寂しげだったり思い悩む葉菜子さんだかりだったけど、長い睫毛がなお一層の心の中の深奥を見せてくれて、秀悦でした。
も~、途中から、くっついちゃえ~のオンパレードでしたね、私(^◇^;)

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家族ノカタチという作品は、3人の役者陣が作品のため、また視聴部の私たちにより素晴らしい作品を届けたいと、4つの変更がなされたと聞きます。
この4つがね、素晴らしいの。

一つ目は、葉菜子の告白。
律子さんになぜ和弥と離婚したのかを話すシーン。ほんとは寝室での告白だったのがリビングでの告白になりました。

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寝室からリビングになったことで、明るい光の元で必要以上に湿っぽくならず、素晴らしい感動のシーンになりました。
テーブルにね、お母さん特製のあんずのジャムが置いてあったのも良かった!
葉菜子の「だって大人だもん。」
はね、きっとこの先も忘れられない名セリフ、名シーンだったと思います。
わざとらしくならず、リアルでスッと私たちの心の中に入っていった。
一番難しいのは、普通のシーンなんですよね。
娘が母親に話す、このありふれたシーンがこんなに感動を呼ぶとは。
改めて、樹里さんは未来永劫に残る役者だわって思いました。

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2つめは、こちら。
も~、この一回手で振り払ってのハグにどんだけ泣かされたでしょう?
これがあるのとないのでは、全然違いますから!
大介をまんま生きてあったと思いますね。

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抱きしめるというより、抱きしめられる大介にキュン。

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葉菜子は、きっとこの人には私しかいない。
ずっと私がそばにいるって思った瞬間だよね。
まるで、お母さんみたいな母性愛。

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3つめは、陽三さんの最期。
これも、西田さん流石だなって思いました。
眠るように亡くなる。理想ですよね。
こんなに安らかに逝けるはずない!って声もあるとは思いますが、私はこのラストがすごく好きでした。
西田さん、はやく元気になって戻ってきてくださいね!
釣りバカ日誌の続編でまたスーさんみたいです(*^^*)

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4つめは、最終回のラストシーン。
もう、これ聞いた時めちゃくちゃ嬉しかったです。
このシーンで、大介1人で終わるはずだったラストシーン。

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そこは、やっぱり2人のシーンになって良かった\(^o^)/
これがあるのとないのでは天と地ほど違いますからね。

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これだけで、どんだけでも妄想できるんですからwww

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クランクアップの慎吾さんのコメントから、ずっと私の中に慎吾さんやSMAPさんがいるんです。
今年初めから今までずっと、芸能の記事の中心にSMAPがいます。
そのほとんどが根も葉もないネガ記事ばかり。
これでもかっていう程の叩き記事の数々を見てね、私はどんどん好きに惹かれていくのを感じてるんです。
強く叩かれるのは、ホンモノの証だと思う。
ベートーベンだって、マイケルジャクソンだって叩かれ方は半端なかった。
でもね、亡くなるといきなり聖人、天才扱いw
おかしいよねって思います、ほんと。
樹里さんも女優の中じゃ、相当叩かれました。
でも、だからこそ、私はこの場所に居続けて発信してるんじゃないかって思うんですよね。
だからって、ネガ記事ありがとう!なんて到底思えませんし許せません。
でも、ファンとして出来ることを教えてもらったような気がしてます。
今の時代は物申すファンであり、世間をある意味変えることができるツールを手にいれたのですから。

家族ノカタチという作品は、確かに数字という結果は残せませんでした。
でも、数字だけじゃないって事をドラマスタッフやキャストにもちゃんと届けられたはじめての作品なんじゃないかなって思うんです。
1月クールの作品を未だに呟いてある方は他にあまりいません。
記録より記憶に残り続けるのが名作ドラマ。
だから、私はこれからも定期的に家族ノカタチについて呟き続けたいと思ってます。
そして、この名もなき1人の呟きがこれからの慎吾さんの未来への背中を押せたら嬉しい。
そして、慎吾さんの番組に樹里さんがゲスト出演されることを呪文のように唱えますからw
言霊、言霊…(*^^*)