ずっと樹里さんに焦点磁石していくと、ますますわからなくなってくる。
どれが素でどれが素じゃないのか、どれが演技でどれが演技じゃないのか、おちゃらけた天然なのか、真面目で一途で真摯的なのか、明るくポジティブな性格なのか、否、ネガティブな要素を蓄えて前へ進む原動力にしているのか…。

でも、そのわからなさの中には、しっかり変わらない根っこ、純粋で地に足がついている樹里さんがそこにいる。
そのことがよくわかるインタ。
それが、「CUT」です。


{4F4F5FA0-FC7D-4CD0-AD80-7A2B93B9A6E8:01}


この写真一枚で皆さんはどんな感想をもつでしょうか。
笑っていない、でも怒ってもいない、
ただ、レンズをしっかりと見つめる樹里さんの目力は澄んでいてとても印象的!
見る人の心持ちによって、いかようにも解釈できるこの写真は、いわば、名画のようでもあります。
そして、樹里さんの言葉からは、徹底したプロ意識といい作品にしたい!という意欲がひしひしと伝わってきます。

作り手側の人たちがまず満足できることを1番に考えてやって欲しい。

今回はじめて語ったというこの発言も、いい作品にしたいという現れの提言ですよね。

真緒は原作ではロングヘア。
樹里さんもやっぱり、髪を伸ばしてあったんですね。最終的にゆるふわボブになったわけですが、私は大正解だと確信してます。  とにかく、時間をかけて丁寧に!の言葉が心地いい。
中学の浩介と真緒とのリハに大人の2人が呼ばれて4人でリハするなんて、素敵!
普通は絶対にそこまでしませんよね。
そこで、お互いを交換してやってみての感想やクセを見つけあって、それぞれの浩介、真緒になっていく丁寧で時間のかかる作業は、きっと数秒でもワンショットワンショットに滲みでるものだと思います。

主役としてどんなことをされたんですか?と松本さんがきかれても、
「何もしてないですよ」と答える。
樹里さんは、「私が1番わかってます」と答える。
似たもの同士だとものすごくうまくいくんだなぁって、素敵じゃないか!

最後の言葉は、今までと変わらない樹里さんがそこにいます。

うまくタイミングに乗っかってやっていけたらいい。もし、やりたいことが何もないって思ったら、それはきっと出会いがなかったとか、自分がやるべきではないということなのかもしれない。
そういうのは与えられるものだと思うんです。自分で作品とか役を選ぶのは違うと思ってるし、求められたものに自分がなればいいんだと思う。

自分は役者なので、アーティストの方とはちょっと違うと思ってる。

CUTの写真から、私は樹里さんの何かヒリヒリする痛みすら感じてしまったんです。言葉にするのがもどかしい何か。
単純に天然とか面白いとかひとくくりにならない何か。
これが、唯一無二の樹里さんの魅力。
すーっと引いてしまう冷静さクールさの中にぐっと人を引き込むような情熱をもっている樹里さん。
陽だまりの後には次回作が発表されますか?  リバウンドなしにしっかりとした次回作心からお待ちしています!


それから、今日はのだめの誕生日です。
のだめちゃん、おめでとうo(^▽^)o