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私の中でこれからの日本映画界を牽引する2人といえば、樹里さんと蒼井さん。
樹里さんは別格です!*\(^o^)/*


今日は、2005年公開された、
「亀は意外と速く泳ぐ」の時の貴重な2人のインタビューから。


今回はピンク特集ということで、お二人にもピンクを基調とした衣装を着ていただいたんですけど、ピンクときいて思い浮かぶイメージはなんですか?

樹/   なんだろう、かわいらしい

蒼/   女の子

樹/  そうだね。マニキュアだったら、薄いピンクをさりげなくぬって、派手ではないんだけど、何もしていないよりはキレイっていう

蒼/  私は普段黒い服を着る事が多いので、挿し色に使ったりしますね。
強いピンクには興味がないんですけど、家に帰ると小物はピンクが多かったりするかも。

見た目は樹里さんがインパクトも強そうにみえるけど、ハッキリ自分の考えをぶつけるのは、蒼井さんの方だったりしますね( ̄▽ ̄)


お二人はこの作品が初共演ですけど、お互いどんな印象をもっていたんですか?


蒼/  実は前にあるオーディションで会っていて。  その時に一緒にお芝居したんですけど、すごく楽しかったんですよ。
だから、こうやって共演できたのは本当に嬉しかった。


樹/  その時私はワーワーうるさい感じで演技をしていて、優ちゃんはおしとやかに、サラッと(笑)。
でも、この映画の役柄は全く逆なので、自分でもどうなるんだろう?観てみたいなぁって。

蒼/  この映画の中では樹里ちゃん1人だけまともな役だもんね。(笑)

樹/  そうそう(笑)
周りにいじられて、とにかく抜けている役だったんですけど、優ちゃんが同年代だから、あまり難しく考えずに演技が出来たんですよ。

普段の2人の会話がわかってホッとしますねo(^▽^)o
この時、樹里さん18歳、蒼井さん19歳。


この作品ってすごくユルいのに、全体的に強烈な毒が支配しているような独自な雰囲気を持っていますよね。
2人の演技もすごく素のように見えて、実はものすごく役に入りこんでいるようにも映るんですが、実際のところはどうなんですか?

樹/  役に近いといえば近いし、遠いといえば遠いですね。
演じているとわからなくなるんですよね。


蒼/  私はリハーサルの時から役者で、こうやってインタビューを受けている時も役者ですね。 カメラの前で自分を見せるのがとにかく恥ずかしいんですよ。雑誌の撮影でも気持ちを切り替えないと恥ずかしくてできないですね。


上野さんは、いまこの状態というのは素なんですか?

樹/  半々ですかね。本音といえば本音だし、建て前といえば建て前(笑)
でも、その時のテンションによって違うことを言うのかもしれないし。
今はこの三人で話していて思うことだから、嘘ではないですよね。

樹里さんの受け答えが面白い。相手をおちょくってるわけじゃなく、わからないことを真面目にわからないと言ってるw
このわからなさがまた魅力ですね。

なるほどね。逆にこういう役を演じたいという願望はありますか?

蒼/  とにかくいろんな監督さんや役者さんに出会いたいですね。
本当に役者としての技術がまだまだないと思っているので、自分のお芝居をもっと確立していきたい。
だから、次のことを考えるとウキウキしちゃうんですよ。


樹/   同感。自分では役を作り込んでという意識がないので、監督やスタッフに調理されたいというか。
映っているのは役者だけだけど、カメラの後ろにいるスタッフの方1人ひとりの空気が作品に滲みでると思うんですよ。

同感!と答えながら、2人の考えの違いが如実にわかるコメントですよね。芝居を確立したい能動的な蒼井さん。
監督やスタッフに調理されたい受け身な樹里さん。


例えば宮崎あおいさんをはじめ、今お2人の同世代の女優さんで映画に重きを置いて活躍されている方が多いじゃないですか。
だから、切磋琢磨するのにとてもいい環境にあると思うんですけど。

蒼/  そうですね。確かに私たちの世代って女優さんが多いですよね。


樹/  そうなんだ?(笑)

蒼/  だって、私すごい日本映画よく観るもん。いろんな役者がいるってことは、それだけ、この役誰がするんだろう?とか、
この子がこの役に1番近いんじゃないかなぁとか作り手も選べると思うんですよ。
そうやって、日本映画がどんどん面白くなればいいなぁって思う。
みんなが誇りを持って、世界に誇れる作品を作って、映画祭ももっと大きな規模になればいいですよね。


今いいこと言った!
上野さんもね、日本映画の未来を担っているわけですよ。

樹/  そうですか?


(笑)。担ってます。

樹/  自分のことになると客観視できないなぁ。でも、私はこの仕事をなんでやっているんだろうって考えたら、楽しいからいいやってなるんですよね。
楽しければ続けていけるだろうし


君も今いいこと言った!


樹/  どこがですか?


(笑) 。いや、楽しむことは何よりも大事だと思いますからね。

樹/  そうですね。  楽しくやっていれば、きっと出会いも多いと思うし。
自分のことを芝居が上手いとか全然思わないんですけど、その時の自分にしか出来ないお芝居があると思うんですよね。
そういうことが楽しいなって思う。
フィルムの中でリアルに動き回って生きている感じというか。

ここの流れが大好き!樹里さんらしい!意識してないところ、後で同世代の役者さんは気にはなるけど、結局は自分だ!と答えてあります。


そんななか、この作品はお2人にとっていい意味で身構えずに演技が出来たのかなとも思えます。

蒼/  そうですね。かなりユルいので、深く考えないで観た方がいいと思いますね。
この人たちはなんのスパイなんだ?って考えちゃダメ(笑)

樹/  そうですね。軽い気持ちで観て欲しいな。

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樹里さんと蒼井さんは、この亀速で初共演し、次の年の虹の女神では姉妹役で再共演。 そして、実写ではないけれど、のだめの後編、ヤドウィの声の吹き替えで三度目の共演を果たしました。

本記事でも書いてあるように、同年代の女優さんはまさに宝庫ですね。
まさに当たり年というべき年代です。
アンダー30歳で、私の中でベスト3をあげるとするならば、樹里さんは別格なんですが、あと2人は、蒼井さんと満島さんをあげます。
でも、蒼井さん、満島さんは脇で光る人。
インパクトが弱かったり、強すぎたり。
脇で光るタイプの方は、圧倒的に演技力がなければ務まりません。
主役タイプは、うまい下手より、そのもののオーラというか、ひかりですよね。
樹里さんはその両面をもっている人。
それも、自然に溶け込みようにさりげなく、そこにずっと居続けているかのようなリアル感や臨場感。

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また、この2人の共演を観たいなぁ。

今日はお盆前にお墓参りにいってきますo(^▽^)o