昨日の続きの記事より。


人をリラックスさせたり、プラスな気持ちにさせたり、そういう自分でありたい。

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ー今の上野さんを見てると2.3年前と比べてすごく大人っぽくなった印象があって。 やっぱりファンの人たちとか、自分の作品に対する責任みたいな意識が、前よりは強くなってるんじゃないですか?


樹/ そうですね。すごい応援してくれる人たちにお返しをしたいと思うんですけど、自分はいつも映画とかドラマに出て頑張ってる姿を見せることしかできないのがもどかしいっていう気持ちもあって。
そういう意味で、企画の段階から自分で関わったものって、より自分を知ってもらえると思うんですよ。
役者さんってみんな自分を見せたら恥ずかしいって気持ちがあるとは思うんですけど、やっぱり本音でコメントを書いてくれたりするお客さんに対して「みなさんのおかげでこんなものを作ろうと思って作りましたよ」って応えたいのかな。そういう感じですよね。

ー上野さんはエネルギッシュなイメージがありますけど、タフですよね。

樹/ でも急性胃炎になったり腎盂炎になったりもしてるんで(笑)
結構バーンと行って、ガーンって折れる感じで、ちょっとよしと思うとまたバーンって行くから。
まあ、だんだん丸くなっていくと思いますけどね。


ー振り返るとS.Gやのだめ、ラスフレなど経験してきた中でのご自分の変化という意味ではどうですか?

樹/ かなりマイペースなんだと思うんですよね。 いや、仕事とかでは焦る部分もありますけど、結局はマイペースじゃないと何も生まれないし何も出来ないじゃんっていう感じですね(笑)
たとえば、ラストフレンズの時は結構、自分に負荷をかけて追い込んでた感じもありましたけど、それでどうなっていくかは自分でも考えてないというか、分からないんです。
でも決していい加減に生きているわけじゃなくて、今見ているものをしっかりと見ていけば、何十年後の自分もまたそこで何かを見てて、ちゃんとどこかに辿りついているんだと思うんですよね。 プランみたいなものはないですけど、まあ、不幸にはなりたくないので(笑)

ーそりゃそうですけど(笑)

樹/ 人をリラックスさせたり、プラスな気持ちにさせたり、そういう自分でありたいし。 だから、今すぐに消化出来ない問題があっても、絶対背を向けずに、時間がかかっても絶対消化して、次に進んでいく人間でいたいですね。


2009年CUTの記事は2ページだけど、樹里さんが自然体で素直に心を開いて語ってあるのがよくわかる。
びっしりな長文なので、三部作にしたいと思います。
明日は、ラストフレンズの時の話や役役作りについて。

当時22歳の樹里さんの等身大のインタはとても貴重です。
この時期から色々とネガ記事を書かれることになるわけですが、こうしたインタをじっくり見てもらえればどれだけの捏造があるのか。
最後の言葉が胸にきます。

今すぐに消化出来ない問題があっても、絶対背を向けずに、時間がかかっても絶対消化して、次に進んでいく人間でいたいですね。

大河での樹里さんは、雑音は聞かない!でしたね。
試練がきても逃げずに、やり返さずに、すり替えずに消化したいという、樹里さんの考えのなんと大人なこと。
実際、樹里さんは愚痴らずに、懸命に演じきった。
その姿こそ、私がファンになって良かったと思う瞬間なのです。


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