ナニカは絵を描いているとき、
いつも必ず歌を歌っている。
それは音になったりならなかったり
するけれど。
空にのびる草の絵を描きながら、
星の歌を口ずさむ。
ナニカが何かに夢中になると
いつのまにか歌を連れてくる。
ツクルはその歌をノートに必死に
書き留めた。
ナニカもたぶん忘れちゃうような
ナニカの何かがそこにあるような
気がして。
でもそこにあるのはただの言葉だった
不思議だった。
言葉はどうして時々歌になるんだろう
どうして明るい言葉が
悲しく聴こえたりするんだろう。
不思議だった。
#006
ナニカの歌が、素敵じゃないか!に聴こえてくる。
その歌を必死に書き留めるツクルが浩介とかぶる。
いよいよ、陽だまりの彼女の文庫本にフライヤーと同じ写真の2人の帯付きで販売されているようです。
九州にはいつ頃届くでしょうか?
やはり、この帯付きがあるのとないのでは全く反響が異なりますよね。
なんといっても、この素敵すぎるフライヤー*\(^o^)/*
お店においていても、ぱぁっと目にとまるみたいで、じっと魅入ってる方も多いんです。
やはり、綺麗なものに惹かれるのはいつの時代も同じですよね。
陽だまり関連の雑誌もひと段落して、後は公開前の怒涛の雑誌ラッシュまで一休みといったところでしょうか。
ここまでの陽だまりレポートを読み返すと、2人の関係性は終始真緒のペースで進み、半ば押されムードな浩介といったところ。 原作通りです。
一見大胆でいて自由奔放に見える真緒。 でも、それは浩介の前だけ見せる顔であり、浩介だから出来る仕草や行動だったり。 浩介と共にいる時間が幸せな分だけ、1人になっての真緒の微妙な表情の変化は見どころのひとつだとしても、胸をえぐられる自信はある感じです。
それは、樹里さんが台詞になくとも、そこに至るメッセージをちゃんと私達に届けてくれるから。
真緒の浩介への愛情表現はちょっと度をすぎているなぁと思う場面が原作読んだときに感じました。
でも、原作の最後を読み終えた時に、いや、二度目に読み返した後に納得したんです。
そして、この真緒の生き急いでるかのような生き様を樹里さんがどう表現してくれているのか、ワクワクしています。
浩介にとっては、青天の霹靂のように降って湧いてきた真緒との出会い。
今まで地味に目立たず普通に生活していた人生が一変した浩介の精神的な変化が1番楽しみ。
特に、自分には勿体無いとまで思っている真緒が自分の事をずっと思ってくれていて、しかも、他に誰とも付き合った事がないまっさらだったなんて。
これこそ、ファンタジーだけどw
そのびっくりさと嬉しさと戸惑いと愛する事への葛藤。
優しいけれど、どこか弱々しい男子から責任を背負い懸命に真緒を愛する浩介の姿をぜひ焼き付けたい。
陽だまりの彼女。
帯付きも必ずゲットしたいと思います。そして、あんまり原作を読み込みすぎず、映画を見てからじっくり味わいたいですね。
原作と映画は別物だから。
ナニカとツクルの旅は一冊の本になっています。残念ながら、連載中の文章は載っていません。
でも、樹里さんがモノづくりをしている現場が細かく載っています。
まだの方はぜひ!
松本さんも行かれた活版印刷の工房も写ってます( ´ ▽ ` )ノ
ものづくりの楽しさ発見!
上野樹里とナニカをツクル旅
マガジンハウス ¥1575
またひと味違う、真緒のような樹里さんがそこにいます。
大好きな一冊です。
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