去年からずっと樹里さんの過去作を見てきてずっと思っている事。
それは、樹里さんの振り幅のあるキャラの繊細で丁寧、大胆な役づくりのうまさだけでなく、ラブシーンもうまいなぁということ。 勿論、あおいやハルの自然体な芝居も大好き。
前にも書いた事があるけれど、樹里さんにとっての初めてのラブシーンは
「ジョゼと虎と魚たち」
若干17歳の芝居の経験もあまりない子にいきなり22歳の女子大生を演じさせた。 しかも、足が不自由なジョゼに対して健康的な香苗。男女の複雑な絡みなど、わからなくて当たり前なのに、監督の言葉を信じてやり通した樹里さん。 初めて見たのは、スウィングガールズのコメンタリーを聞いた後だった。 進行をしていたアナウンサーから、これからキスシーンとかあったらどうする?の、言葉に、ひらっちは、これからあるからドキドキしますねぇ。と、いっているのに対して樹里さんは、もう、終わったし、と実にたんたんと話してあった。
どうだった?の答えは、別に…なんも感じなかった…←ちょっと、うる覚えw だと思う。 そのやりとりが面白くて、レンタルして見たのだった。
で、かなり、びっくりしてしまったという!(◎_◎;)
私の中では、ジョゼの裸よりも、香苗のキスシーンが余程破壊力があったもんだ。 ジョゼと恒夫の絡みはなんか生々しく思えたから。
香苗と恒夫のキスシーンは、とても初めてとは思えないくらいと迫力と気迫がみなぎってた。

樹里さんの作品数からすると、全体的にラブシーンは少ない方かな?と思う。 でも、そのラブシーンのひとつひとつが印象深く、記憶にも残っていて、 どの作品のどの役のラブシーンでも、生々しさよりどこか清潔感が出ていて、いやらしくないのが特徴。
私は色んな感情を出して表現力する役者の仕事で1番難しいのは、このラブシーンだと思ってる。
だって、普段絶対見せたくない人間の本能的な欲をカメラの前で出さなければならないのだから。 本当の自分を出せば恥ずかしいに決まってるし、逆にお仕事だと割り切れば嘘だとすぐにばれて観客を一気に冷めの境地へ持って行ってしまう。
昔、映画館で見た「失楽園」の黒木さんも激しかったけれど上品で綺麗だった。

樹里さんは今までこれだけネガ記事を書かれながらもゴシップはないに等しい。写真誌にも撮られない。
事務所の方針かな?と思っていたら、同じ事務所の方は結構とられてたw
樹里さんにあまり男性の影が見えないのも、仕事に一生懸命で余裕がなかったのか、一人の人とずっと長く続いているのかわからないけれど、私生活を全く売り物にしない生き方は好き。

樹里さんの作品で好きなラブシーンをあげると…

☆虹の女神のあおいと智也の劇中の噛み付くような不慣れなキスと本編の虹をバックにしたキスシーン。若者の垢抜けないままの純粋さがありのまま出ている。

☆ラストフレンズでの、泣きながら寝ている美知留にそっとキスをしてしまう瑠可。 最近、この手のシチュエーションでのラブシーンが多いけれど、一歩間違えたら寒くなりかねない。
そうせざるえない瑠可の心情に説得力があったのと、このシーンは映像も美しかった。

☆のだめでは、あえて、こたチューを。 マンガチック路線で突っ走る2人が、唯一生身の恋人同士の2人を垣間見せてくれるシーン。
こたつでのだめの成長の跡がみえる独白を聞いて、あの千秋様の顔が愛おしくてしょうがない恋人を見る瞳になってる(*^o^*) キス直前ののだめの顔が恥ずかしさと照れでにやけてるところもツボ。

☆でも、1番のラブシーンは、のだめの後編の二台ピアノシーン。
もはや、演奏シーンではなくてしっかりとした2人のラブシーンになっていた。 ひとつひとつのアイコンタクトが素晴らしい。このときの2人の表情が胸にキュンとくるし、千秋先輩はこたチューとこの時の顔が一番かっこいい!つまり、のだめを見つめる表情がね\(^o^)/
多分、この顔を超える人は出てこないと思うレベル。 不滅だ!

冗談じゃないと僕たちの戦争は二度見てないので省いた。
樹里さんはアエラ記事で、色んな人と付き合った方が幅は広がるかもしれないけれど、私は同じ人と深く付き合っていきたい。と、語ってあった。
不特定多数の人と付き合えないのも、魅力のひとつ。
でも、ラブシーンでもこれだけ人の気持ちを掴むのは、演じている自分をいつも客観視し、達観して見ているもう一つの自分がいるからじゃないか。
私には樹里さんの中に、もう一人の監督をしている樹里さんがいるんじゃないかと思っている。

昨日から、陽だまりの彼女がスタートした\(^o^)/
私の中での松潤のイメージは、ラブシーンのうまい人だった。雰囲気をもってる感じ。
それは、花団の映画でのつくしとの誓いのキスの綺麗さと、美しさ。
それまで、寝ていた私を起こしてくれた一撃w 最強はドラマをあまり見ないのでなんともいえないけれど、錦戸くんもうまい。
この作品には登場人物が少ない。つまり、2人による、2人のための作品。
その大半がラブシーンに彩られることだろう。 手をつなぎからはじまって…。 どれだけでも、妄想が出来そうだけれど楽しみに待っていようと思ってます。

好きなラブシーンどれですか?






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