と、書いて樹海(ジュカイ)と読む!






ものすごい久しぶりの更新になります。

今日も夜更けに映画を観てたんですけど、久々のアタリをひけた気がしたからご紹介。




「樹の海」 2004日本

木ヶ原樹海と呼ばれる溶岩流と原生林からなる森は、いつの頃からか、自殺の名所としてその名を日本中に知られている。

その自殺の名所、樹海で交差する4つのストーリーが何かを伝えてくれた気がする。




自分は死んだことはない、そして当たり前だけど死んだことがある人というのはこの世にはいないだろう。


また、人は生きているから人間なんだと思う






では死んだことの無い人間が、「死」について語ることはできるのだろうか?








この映画では、「死」とは対極にあたる「生」つまり私達の日常をフラッシュバックさせることで、キャラクター達の「死」に対する思いを逆説的に表現したんだと思う。



人々の優しさ、気まぐれ、笑顔、馴れ合い



それらの全てが無くなることが「死」だった




「死」によって生きる自分達が抱えてるものから解放されるものもある



苦悩、贖罪、混乱










主人公の一人が自殺した田中さんの死体に向かって「これじゃぁ只のゴミじゃないですかぁ」と叫んでいるシーンがあった



田中さんは自殺することで保険金で家族を助けようとした人だった。

生前には偶然樹海で会った主人公に「お願いですから、止めないでください!」と叫んでいた。

そして首に縄をかけた。




田中さんの家族に対する気持ちの現れた成れの果てはゴミになってしまったんだろうか。

家族への最後の言葉は田中さんの口からではなく、遺留品のメモ帳に文字として記されていた。


只のゴミ…




自殺した田中さんの体は日がたつにつれて腐っていき、虫が湧き出した。

その体には5000万円の保険金がかけられているらしい

しかし、家族のために命を差し出した田中さんの姿に威厳はない


ただ糸の切れた人形のように力なく横たわり


腐乱して、虫がたかっていた








生きている人間が見たこの世界をありのままに描いた映画だった('▽'*

どう捉えるかは人次第だし、あまりに非日常的かつ日常的な世界だったので色々と考えられました。


是非ごらんアレ!


★★★★☆