七夕と言えば短冊への願い事。
本来は織物の達人であった織り姫にあやかって、
工芸技術の向上を願うらしい。工芸かぁ、関わりがないね。
せめて芸ということで、音楽の技術向上でも願いましょうか。
でも音楽は技術を超えたところで評価されますよね。難しいもんです。

今日はイベントに行くつもりだったんだよな。
仕事がイベントが終わるさらに後に終わったんで行けなかった。
会社を出て駅について、改札ももうすぐという時に
黒い蝶が床に止まっていた。羽をたてて、ぴくりともせず。

人通りの多い中、私の前に。
死んでたのかもしれない。けれど見とれて足を止めた。
カササギは今日、2人のために忙しいから、代わりに黒い蝶でも
来てくれたんだろうか。

私の重さでは彼の羽の橋には乗れそうにもないけれど、
なんとなく嬉しかった。仕事トラブってありがとう。