宇野さんは僕の憧れの井上ひさし先生の作品に音楽をつけていたかたです。
「芭蕉通夜舟」の公演をやるときに井上作品
に関連のある音楽を客入れBGに使おうといろいろ調べていたところ一番に出てきたことがお思い起こされます。
CDまで買ったんだけれどアレンジまではできず当日は森洋一に「ひょっこりひょうたん島」のピアノアレンジをひいてもらうくらいしか出来ませんでしたが・・・
井上先生と宇野さんは1962年のNHKのラジオドラマ雨傘番組『もぐっちょちびっちょこんにちは』で出会い、以来半世紀近くも一緒に作品を作ってきた仲なんですね。
誰でも知っているのは『ひょっこりひょうたん島』、そして井上先生が84年に「こまつ座」を立ち上げて以来はほとんどの劇音楽をつくったそうです。
作家と音楽家、個性の強い人間が50年近くも一緒に活動してきたんですね。
どちらもあちらの世界に旅立たれてしまいました。
向こうでも一緒に活動されるのでしょうね。
あぁ、リアルタイムで見られなかったのが実に残念。
合掌
井口誠司企画のテンパリ狂 30 おわり