母が亡くなって、1か月が過ぎた。

 

非情なほど、淡々と時間は過ぎていく。
母がいなくなっても、毎日は変わらず続いていく。

 

電車は止まらない。
お店も閉まらない。
朝が来れば動き出し、夜が来れば眠りにつく。
何も変わらない日々。

 

変わったのは、毎週面会のために通っていた病院や施設へ、もう行かなくなったこと。

それだけ。

 

わたしは、楽になったわけでも、気持ちが落ち着いたわけでもない。
今も、どこか少しもやっとしている。

 

「後悔していないか」と聞かれれば、
後悔していないとは言えない。
でも、自分にできることはしてきたつもりだ。

 

人から見れば、不十分に映るかもしれない。
それでも、自分なりに頑張ったと思っている。

 

母への想いは、いろいろあった。
嫌な気持ちも、たくさんあった。
でも、母に会いに行くたびに、それはわたし自身と向き合う時間だったと気づいた。

向き合いたくなかった。
本当の気持ちを知りたくなかった。
だから、母に腹が立っていたんだと思う。