前住んでいた埼玉で、
友人親子と一緒に、大きなショッピングモールに行った
友人と同じマンションに住んでいるご両親が、6kg弱のチワワを飼っている
「ペットショップ、行こう」
多分、彼女に言われなかったら、私は自分からは入らなかった
真っ白な、チワワを抱っこさせてもらった
「月、いくらくらいかかるんですか?」
「3千円くらいですよ。」
ほ~~~
ひやかしに、聞いただけ
私の人生、犬と暮らすなんて予定は 0
欲しいなんて、全く思わない
奥へ行くと、小動物がいて
それぞれ、とってもかわいらしくしてもらえていて
そこに、見た事もない、ちいっちゃなハムスターを見つけて
ケースには、2匹だけ大事に育てられてた
多分、ケースにただウジャウジャいるだけだったら、
うわ・・・・気持ち悪いって思っただろう
「かわいい
かわいくない
かわいいよ、このこ」
諸々揃えて、5000円ほどで、お持ち帰り
小さな箱の中で、カサカサカサカサ
帰り道で、名前は決めちゃった
ポニョ
触ろうとすると、逃げまくって
「そうかそうか・・・・・やめとくよ」
突然のご対面のお父ちゃんは
「いいじゃん」
それから、同じペットショップに入るようになって
2ヶ月後
メチャクチャかわいいチワワを見つけてしまった
「かわいい
どうしよう・・
かわいいよ
他の人に買われたくない」
携帯の電源が切れてて、お父ちゃんと連絡が取れない
うちのマンション、動物飼っちゃ駄目なんだよ
お金、5000円しか持ってない
2時間そこから動けなくて
無利子ローンがあるって聞いて
決めてしまった
大きなケーキの箱に入れられて、お持ち帰り
帰り道で、名前は決めちゃった
シュシュ
突然のご対面のお父ちゃんは、
昔実家で犬を飼っていたから、たいして驚きもせず
「かわいいじゃん」
妊娠せずに突然赤ちゃんを産んじゃった気分
なんて、幸せなんだろう
子犬育てが始まって、
数ヶ月、ポニョにおろそかになってしまった
子犬育てが落ち着いて
ポニョの事もまた見れるようになって
触れない分、沢山写真を撮った
ポニョがいなかったら、我が家にはシュシュはない
ポニョが、シュシュを呼んだんだ
寿命は、2年くらいと聞いていて、3年生きるこもいるって
「ねえ、ポニョ、小さくなってない?」
「なってる」
前みたいに、激しく回し車を走らなくなって
昨日夜、餌を入れて
いつも、大きくポコポコする心臓を確認してた
「ねえ、動いてない・・・・・」
丁度、2歳半
ポニョは動かなくなった
眠っているみたい
箱を作りだしたら、涙が出てきて
複雑な・・・、涙
シュシュが来てから、ポニョは2番になっちゃって
「おしっこ臭いよぉ
掃除面倒・・・」
そんな事を言ってしまった事に、涙が出て
ごめんね
娘と二人で泣いた
ポロポロポロポロ・・・
娘は、ほぼ世話をしなかった
きっと、娘も思う事があるだろう
すごく軽くなってた
こんなふうになるんだ・・・
ショックだった
「魂が、半分くらいの重さなんじゃないの?」
お父ちゃんが、そう言った
シュシュもいつか・・・
いや、シュシュは私と一緒に、あと40年生きるのだ
「シュシュ、見て
お兄ちゃん、動かなくなったよ」
抱っこして、見せてあげた
かわいいんだよ
ポニョって
かわいいでしょ
夏休みの最後に、義母と義理の妹家族にも見て貰えた
前日は、娘のお友達にも見て貰えた
あの時は、逃げまわってたんだ
すごくちっちゃくなっちゃった
眠っているみたい
「最後を見たら、もう飼えない・・・」
って人を随分聞くけど
また、飼いたくなった
かわいい
子供の頃、虫が好きで
カニ・ザリガニ・テントウムシ・カタツムリ・トンボ・カブトムシ・スズムシ・コオロギ
をつかまえて、観察するのが好きだった
母が動物が嫌いで、熱帯魚を飼ってた
結婚して、金魚すくいの金魚を2匹
動かなくなって、泣いたことは一度もなかった
今朝も、ボロボロ泣いた
こんな顔で、シュシュの散歩に行って、誰かに会ったら・・・
帽子を深くかぶって散歩に行った
ココアちゃんに会った
多分、いつも通りの私でいられたかと
ポニョをビニールに入れて、沢山の氷の中に
昨日と同じ、とってもかわいかった
眠っているみたい
毎日行く公園に、娘とシュシュと埋めに行った
毎日、会えるように