夕方、公園に入ると、ハッピーとピット君
がいました。後ろからついて行くと、ハッピーは公園のシーソーを端から乗って、サササと歩いて、ガタンと下がり、おりました。
「見ちゃったあ~凄い凄い
」
「シュシュ~」
「ハッピー、格好いいねえ
。シュシュなんて、乗せたらすぐ飛びおりちゃったよ。」
いつもの所に、
今日は9匹。
「私、ペキニーズにガブって噛まれたの。」
「僕も、あの犬に噛まれて、怒ってそれでもおさまらないから、リードで叩いてやったら静まったんだけど。そしたら飼い主が、”そこまでしなくても・・・”って。あれは、飼い主がいけない。だから、僕はもうあの人とはしゃべらない。」
「そうなの
。私も、関わりたくないオーラが凄く出ているから、あの時間に行くのやめちゃったの・・・」
「柴犬もね、噛むってイメージが強くて、けんちゃんは噛まないのに、”柴犬だわ”って引かれる事が凄くあるんだよ。」
「そんなぁ・・・・・」
ここに集まってくる犬は、みんなとってもとってもいい子逹です。
みんな、かわいくてかわいくて。シュシュは我が家で一人っ子だけど、毎日のようにみんなに会えるから、シュシュも嬉しいし、私も沢山犬を飼っているような気分でいます。
「犬見させて下さい」
と、おばあさんが来ました。
「12月に犬を亡くしてね。17歳だったの。忘れられなくて忘れられなくて。最後3日だけ調子悪かったけど、ずっと元気でね。」
「親孝行ですね。17歳なんて、素晴らしいわ!」
その時、17歳の兄弟の柴犬がきました。今日も元気にお散歩しているので、ホットします。
「あの犬も、17歳ですよ!」
ピット君と
キーちゃんは、物凄いジャレあいで、ピット君はまだ3カ月なのに、柴犬のキーちゃんの上にのっかって、押さえつけちゃってました。
「あらあら
」
「遊んでるんですよ
」
「そうなの
。うちの子は、2カ月でうちに来たから、他の犬と遊べなかったわ」
「うちの子も、怖くてジャレあえないんですよ。」
「そうぉ」
「5時から6時ころ、いつも犬が沢山いるから、来たらどうですか
」
「ありがとう。」
ハッピーが、キーちゃんママをジ~~~~~
っと見ています。
いつもキーちゃんママがおやつをくれるので、おねだり。
「ハッピー、あそこにいなさい
。」
ハッピーは、ちょっと遠くのさくの向こうで伏せをしていました。
「ハッピーどうしたの?」
「穴があきそうなくらい、ジ~~~っと見つめられちゃって
」
「ハッピー、おいで。おねだりばっかしちゃ、ダメでしょ
。」
ハッピーは、パパにベト~っと甘えます。
けんちゃんも、キーちゃんママに、高い甘い声で
「アオン」と鳴きます。「おやつ頂戴」
今日は、おやつくれませんでした。
けんちゃんは、ハッピーパパのカバンの蓋を開けました。
「開けたなぁーーーー」
ハッピーパパは、けんちゃんの鼻をやさしくくわえて5秒くらい噛みました。おしおきです。
「ひゃ~~~~~
」
私は、びっくりしちゃいます。
午前中も、ハッピーがちょっと悪い事をしたら、
「ハッピーおいで。悪い事をしたのは誰?」
と手を出すと、ハッピーはそこに手
をのせて
「はい、私です。ごめんなさいは?」
ハッピーは、パパの足にギューットしがみつきます。
面白いです。