今回はマテリアルマネージャについて書こうと思います。
本当はもっと早い段階で書かなきゃいけない内容でしたが、何だかんだしている内にすっかり遅くなってしまいました。
ぬほほ(=▽=;
マテリアルマネージャはかなり機能が多いので、多分1回で書き終わらないと思います。
とりあえず最初は頭が混乱しないように、今回は基本的な事をさらっと説明してみたいと思います。
では早速マテリアルマネージャについて説明します。
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この赤い枠で囲んでいる所がマテリアルマネージャーです。
ここで新しいマテリアルを作ったり管理する事が出来ます。
新しいマテリアルを作るにはメニューの”作成”をクリックして”新規マテリアル”を選択します。
するとマテリアルマネージャに”Mat”と言う名前の新しいマテリアルが表示されます。
選択状態にあるマテリアルは、写真の様に名前の所が黄色くなっています。
※マテリアルを消したい時は、選択してDeleteキーかBackSpaceキーを押します。
新規のマテリアルが出来ると、属性マネージャにそのマテリアルの編集画面が表示されます。
初期のオプションメニューは基本、カラー、スペキュラ、GI(グローバルイルミネーション)と照明モデル、適用の6つです。
写真は”カラー”の編集画面です。
新しいマテリアルは少し光沢のある明るいグレーで表示されます。
ですから色のパラメーターもグレーの色の設定数値になっています。
このマテリアルの色を変えたい時は、RGBのパラメーターの数値を変えます。
またその横にある小さな三角形を左右に動かしても色を変える事が出来ます。
明るさも同じようにして変えられます。
テクスチャと言う名前の隣にある小さな矢印をクリックすると、テクスチャを読み込んだり、テクスチャに様々な効果をもたらす項目がずらっと出てきます。
この項目は本当に多機能です。
私もまだ全ての機能を使いこなせていません。
テクスチャを読み込む場合”画像を読み込む”をクリックしても出来ますが、矢印の隣にあるグレーのバーと、その隣にある点々が3つついたバーをクリックしても読み込む事は出来ます。
ここをクリックすると”ファイルを開く”と同じ事なので、後は読み込みたいテクスチャを選択して開けば、マテリアルにテクスチャが表示されます。
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”基本”は選択されたマテリアルの名前や、どの効果が使われているか表示しています。
新規のマテリアルを見ると”カラー”と”スペキュラ”の機能が使われている事が分かります。
名前の横にあるチェックを外すと、その効果を消すことが出来ます。
他の機能を使いたいときはチェックをつければいいだけです。
では試しに”カラー”と”スペキュラ”のチェックを外してみましょう。
するとオプションメニューのカラーとスペキュラの表示がなくなり、マテリアルも真っ黒に変化しました。
この様に自分が使いたい効果を選択して、マテリアルに様々な機能を追加する事が出来るわけです。
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次に”スペキュラ”ですが、これは以前モデリングした時にBodyPaint3Dの所で、ちらっと説明した事があると思います。
スペキュラとは”ライトにだけ生じる擬似的な鏡面反射”の事です。
スペキュラにはプラスチック、メタル、カラーメタルの3種類があります。
これはスペキュラモードで選択します。
その他、幅や高さ、減衰やフラット部分のパラメーターを変える事で、光沢の強さなどが変わり自分の好みのスペキュラを作る事が出来ます。
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次に”GIと照明モデル”ですが、C4Dのヘルプを見ると”グローバルイルミネーションとコーティクスのパラメータは、CINEMA 4D Visualizeまたは同Studioをインストールしている場合にだけ意味を持ちます・・・。”と書いてありますので、どうやらこの2つの機能はPrimeでは使えないようです。
但し項目の下にある”照明モデル”だけはパラメータを動かす事が出来るので使えるみたいですね。
照明モデルはフォン、ブリン、オレン・ネイアーの3種類があります。
それぞれ”拡散の減衰””拡散のレベル””表面の粗さ”のパラメータの数値を変える事で、異なった素材を表現する事が出来ます。
例えばフォンはプラスチックなどを一般的な素材を表現するのに向いています。
ブリンはスペキュラの機能をより正確に表現する事が出来るので、鉄など光沢のある素材をもっとリアルに表現したい時に使えます。
オレン・ネイアーは細かい凸凹のあるコンクリートなど、あまり光沢を出したくない素材を表現したい時に使えます。
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次に”エディタ”ですが、これはアニメーションと拡張OpenGLの時に使う機能なので、今回は説明を省きたいと思います。
まだアニメーションやってませんからね(^^;
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”適用”には、テクスチャタグを持つ全てのオブジェクトが表示され、それらにマテリアルに関係するコマンドを適用させる事が出来ます。
例として立方体オブジェクトと円錐オブジェクトを作り、それぞれに新規のマテリアルをドラッグして適用させてみました。
属性マネージャのマテリアル編集の”適応”を見てみると、適用オブジェクトの所に立方体と円錐オブジェクトが表示されています。
ではここで円錐オブジェクトに適用コマンドを使ってみたいと思います。
まず円錐のオブジェクトをクリックして選択して、マウスの右クリックを押します。
すると写真の様に↓コンテクストメニューが出てくるので、その中にある”リストから外す”を選択します。
※ちなみにコンタクストメニューの”タグを消去”が選択出来ない状態になっていますが、これはマテリアルタグを選択してコンタクストメニューを表示させると選択出来る様になります。
選択するものによってコンタクストメニューの内容が変わります。
するとオブジェクトマネージャの円錐オブジェクトのマテリアルタグが消去されました。
多数のオブジェクトにマテリアルを適用させると、それらを管理するのは結構大変ですが、この様な機能を使うと作業が楽になるかもしれません。
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マテリアルマネージャには他にも様々な管理機能があります。
今回書いた内容は本当に初歩的な事・・・。
全ての機能を理解し使いこなせる様になるには、その機能を一つ一つ使ってみて、機能を理解するしかありません。
私も現在1つ1つ使ってみて「なるほどこれはこういう時につかえるな・・・。」と言う感じで、手探りでやっています。
それくらい多機能なマテリアルマネージャですから、ここはもう少しその内容を理解する為に、次回もマテリアルマネージャの事について書いていきたいと思います。