ビューポート その2 | CINEMA4D(Prime)レポート

CINEMA4D(Prime)レポート

3DCGまったく初心者の私が『CINEMA4D Prime R13』と言うソフトと出会い、
脳から煙が出るほど膨大な情報と日々格闘しながら、
その多彩な機能を少しずつ覚えていくという”実験レポートブログ”です。

果たしてどこまで進歩出来るのか・・・。

前回のビューポートのメニュー(エディタビューメニュー)の続きです。
”カメラ”は、前回説明したので省きます。
それ以外のメニュー(エディタビューメニュー)はこちら・・・
photo-35.gif
このメニューでビューポートに表示されたオブジェクトに色々変化をつける事が出来ます。

本当はメニューの内容を全て説明したいんですが、最初から全部を理解しようとすると頭がこんがらがってくると思うので、ここでは初めてのレベルでこれだけは覚えておいた方がいいかもと言うものだけを抜粋して説明したいと思います。


<ビュー>

”ビュー”はビューポートに表示されたオブジェクトを効率よく表示させたい時に使います。

例えば、たくさん配置したオブジェクトの中から、自分が編集したいと思ったオブジェクトをビューポートの中央に表示させたいと思った時、移動ツールやビューポート自体を動かして、いちいち中央に方に持ってくるのはちょっと面倒なものです。

でもそんな時、もっと簡単に目的のオブジェクトを中央に表示させる方法があります。

では3つのオブジェクト(フィギア、立方体、円錐オブジェクト)を使って実際にやってみたいと思います。
photo-36.gif
今回は、円錐オブジェクトをビューポートの中央に表示させると言う設定でやってみます。

まずオブジェクトマネージャにある、ファイル名の”円錐”をクリックして選択します。
※ビューポート内の円錐オブジェクトを直接クリックして選択してもよい。
そして”ビュー”の中にある”選択したオブジェクトを表示”をクリックすると・・・
photo-37.gif

photo-38.gif
・・・っと言う感じで、あっと言う間に円錐オブジェクトがビューポートの中央に配置されました。
これでたくさんオブジェクトを作って配置した時に「ぬあ~っ!あのオブジェクトどこに配置したっけ~っ!」と探さなくても大丈夫です。

作業によっては、この動作を何度か繰り返す事があると思いますが、ちょっと前に見たビューに戻りたい時は、”ビューを取り消しphoto-50.gif”と”ビューの再実行photo-51.gif”を使えば、画面を段階的に進めたり戻したりする事が出来ます。
※メインメニューにある”取り消し、再実行(アンドゥ)photo-39.gif”ではビューは戻りませんので注意して下さい。

またオブジェクトをたくさん配置して、全体の配置が見たくなったら”全体を表示”をクリックすると、ビューポート全体に収まるように表示してくれます。
自分で作った作品を一度遠くから見て、全体のバランスを見る時などに使ってみて下さい。

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<表示>

表示”は、オブジェクト自体の表示を色々変えられるメニューです。

表示メニューをクリックすると、これだけの種類が出てきます。
photo-40.gif
写真に写っているフィギアオブジェクトは、現在”グーローシェーディング”と”ワイヤーフレーム”と言う表示設定になっています。
CINEMA4Dを起動してオブジェクトを作ると、必ずこの設定から始まります。

これから初めてモデリングをする人は、この設定のまま作業した方がいいかもしれません。
この設定以外のメニューを使うのは、もっと複雑な機能を覚えてからになると思うので、最初は無理に設定を変えずにこのままモデリングした方がいいと思います。

でも他の設定にするとオブジェクトがどんな風に変化するか、一度クリックしてみて確認してみてもいいかもしれません。

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<オプション>

オプション”メニューは、オブジェクトの見え方を変えるメニューです。

photo-41.gif
このメニューも、もっと色々な機能を覚えてから使うところだと思いますので、初めての人はまだ全ての機能を理解しなくても大丈夫だと思います。

ただ私がモデリングをする時に、このメニューの中でよく使っているのが”法線”です。
法線は、選択したポリゴンが裏なのか表なのか分かりやすく表示してくれるメニューです。

例えば、法線の設定をしないで立体オブジェクトの面を選択してみると・・・
photo-42.gif
このように、ポリゴンはオレンジ色になって選択された状態になります。
でもこれだと、このポリゴンが表なのか裏なのか見た目では分かりません。

では法線を設定して同じように面を選択してみます・・・
photo-43.gif
すると赤い丸の所に、白い線が現れました。
これが法線です。
法線はポリゴンに対し垂直に延びています。
そして、この白い線が見えている方がポリゴンの表になります。

では裏になると、どんな表示になるかと言うと・・・・・
photo-44.gif
先ほどの白い線が反転した状態になり白い点だけが表示されます。
法線の設定をしていなくてもモデリングは出来ますが、ポリゴンの向きが見えた方が後々の作業で便利な事もありますので、これも作業の状況に応じて使ってみて下さい。

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フィルタ

”フィルタ”は、ビューポートに表示されている色々な設定を隠したり表示させたり出来るメニューです。

photo-45.gif
使い方は簡単です。
例えばモデリングをしている時に、オブジェクトの座標軸を隠しておきたいなと思ったら、フィルタメニューの”軸”のチェックを外せば、ビューポートに表示されている座標軸だけが表示されなくなります。
他にも”ポリゴン”や”ライト”など、色々なものを必要に応じて隠したり表示させる事が出来ます。

これから先モデリングをしていくと、このメニューもいずれ使う時があるかもしれませんので、覚えておくと便利かもしれません。

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パネル

”パネル”はビューポートを4分割にしたり、画面全体の構成を自分好みに変える事が出来るツールです。

パネルの使い方は人それぞれだと思います。
例えばオブジェクトを”透視”と”上面”のビューだけ見て編集したい思ったら、ビューポートは2分割で十分です。
そんな時、パネルメニューを使えばビューポートを2分割だけにして表示させる事が出来ます。

やり方は”パネル”の中にある”2分割(上下)”をクリックするだけです。
photo-46.gif

photo-47.gif
するとこのように、単一だったポートビューが2分割になりました。
これで透視のオブジェクトを見ながら同時に上面の編集も出来る様になります。

でも最初は特にこの設定を使わなくても、前回の4分割で十分操作は出来ますから、この”パネル”も操作になれたら、自分好みのパネルにして作業してみて下さい。


それからパネルメニューを開くと、現在開いているビューポートを分割させるショートカットが書いてあります。
photo-48.gif
これをクリックするとビューポートメニュー(エディタビューメニュー)にある切り替えアイコンphoto-49.gifをクリックしなくてもいいので、作業の流れが少しスムーズになるかもしれません。

もう一つビューポートの切り替えで楽なショートカットがあります。
操作は簡単で、切り替えたいビューポートの上でマウスの真ん中のローラーをクリックすると、切り替えアイコンをクリックしなくても画面が切り替わってくれます。
元に戻したい時は先ほどと同じように、切り替えたいビューポートの上でクリックすればいいんです。

F1~F5のショートカットをクリックするのも便利ですが、私の場合マウスのやり方の方が楽なのでこの操作方法をよく使っています。

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これで一通りビューポートの説明は終わりました。

でもまだ説明してない機能もありますがいずれモデリングをしている内にきっと使う事があると思いますので、その時にまた詳しく説明したいと思います。

う~んそれにしても機能を説明するのって難しい・・・(--;