ただ全然出来ないかと言ったらそうでもなくて、最近”微調整デフォーマ”の機能を使えば編集する事が可能と言う事が分かりました。
私もこの方法については認識不足だったんですが、最近詳しい方にアドバイスを頂けて知ることが出来ました。
C4Dを使い始めて半年くらいだと、なかなか全ての機能を理解し使いこなせる様になるのは難しいものですね。
C4Dを勉強中の私にとって、詳しい方のアドバイスは本当に貴重です。
やはり本に書いていない操作もありますから・・・。
これからも操作についての貴重なお話や、おいこらっ!そこ間違ってるぞっなどのご指摘がありましたら、私としては全てのお話が技術向上に繋がる勉強になりますので、コメントよろしく御願い致します。
・・・・と言うわけで、デフォーマを使う方法はもうちょっと操作になれてからのお話になると思いますので、今回はC4Dで初めてオブジェクトを作った・・・と言う設定でのお話しの流れで書います(混乱しちゃったらごめんなさい)。
ではここで、モデリング前のオブジェクトの状態を把握しておきましょう。
オブジェクトを作って選択すると、オブジェクトの中心にオブジェクト軸(X、Y、Z)が表示されます。

このオブジェクトはワールド座標の中心に表示されます。
ワールド座標は全ての基準になっている座標です。
CINEMA4Dを起動した時にビューポートに見えるワールドグリッドと、その中心にあるX、Y、Zの印(ワールド軸)は、このワールド座標に従った形になっています。
オブジェクト軸の側にある赤丸で囲んだ部分、これはオブジェクトを平面に沿って移動させたい時に利用します。

マウスをこのマークに重ねると、平面に移動させたい方向の矢印の色が変わります。

オブジェクト軸についている黄色い点は、X、Y、Zの方向に動かす事で、オブジェクトの形を軸方向に伸ばしたり縮めたりする事が出来ます。
ここでそのオブジェクトを動かしたり変形させたりする、ツールの紹介をしておきたいと思います。

左から選択(ライブ選択)、移動、スケール、回転ツールとなっています。
選択をクリックして、X、Y、Zいずれかの矢印を選択したまま動かすと、オブジェクトが軸方向に沿って移動します。
移動も選択と同じようにオブジェクトを移動させる事が出来ます。
でも選択と違う所は、オブジェクト軸の矢印を選択しなくても、ビューポート内でマウスを動かせば、座標軸に関係なく自由な所にオブジェクトを移動させる事が出来ます。
そこが選択とちょっと違う所です。
もし選択でそれをすると、オブジェクトの選択状態がオフになってしまうので、移動させる事は出来ません。
スケールはオブジェクトを拡大縮小させます。
スケールを選択するとオブジェクト軸の矢印がボックス型に変わります。

X、Y、Zの軸いずれかを選択して動かしてみると、オブジェクトはそのままの形をキープした状態で拡大縮小します。
先ほどの黄色い点は軸方向に伸ばせば、オブジェクトのエッジ自体も伸びましたが、スケールはオブジェクトのエッジの長さを変えずにそのままの状態で大きさが変わります。
これはビューポート内でマウスを動かして拡大縮小させても同じです。
回転は、オブジェクトを回転させる事が出来ます。
回転を選択するとオブジェクト軸が変わります。
赤がH(ヘディング)、緑がP(ピッチ)、青がB(バンク)です。

回転させたい時は、この軸の方向を選択して動かせば、オブジェクトはその方向に回転してくれます。
またビューポート内でマウスを動かすと、オブジェクトは回転軸の外側に見える、グレーのリングに沿って回転します。
以上でモデリングする前のオブジェクトの状態が分かったと思います。
”編集可能にする”を押す前のオブジェクトは、モデリングする前の準備段階だと思って下さい。
でもツールを使えば”編集可能にする”前のオブジェクトも、移動や大きさをある程度変える事が出来ます。
オブジェクトの分割数や大きさ位置など、ある程度編集しやすい状態にしておいてれから”編集可能にする”をクリックすると、モデリングもしやすくなります。
また今回紹介したツールはこれから頻繁に使う事になりますので、キーボードショートカットを覚えておくと便利だと思います。
ショートカットは以下の通りです。
● 選択 ・・・・・ スペースキー
● 移動 ・・・・・ E
● スケール ・・・・・ T
● 回転 ・・・・・ R
もしくはビューポート内でマウスの右をクリックすると、別ウィンドウが出てきます。

このウィンドウの下の方にも、今日紹介したツールが表示されていますので、どちらを使っても作業出来ます。
これらのショートカットを使いながらモデリングをすると、無駄な動きが減って作業効率がよくなりますので、ぜひ使ってみて下さい。