こんにちは!

こやながわです。

読みに来てくださりありがとうございます。

 

3月もあと残り3日。

ほぼほぼ、ドラマは最終回を迎え

新ドラマの情報が続々と出てきていますね。

 

そして『クジャクのダンス、誰が見た?』も

最終回を迎えたドラマの一つ。

昨夜の放送はご覧になりましたか?

 

 

 

 

張り巡らされた伏線と

静かに深く流れていた人間ドラマ。

そのすべてが、ついにひとつに収束しました。

この最終回で、特に心に引っかかったのは

赤沢京子の口から何度も発せられた言葉。

 

『みんな私の邪魔をする』

 

この一言が、とても耳に残りました。

 

彼女がなぜそのように感じてしまったのか。

そして、この言葉の裏には

どんな思いがあったのか。

ただの逆恨みや被害妄想では片づけられない

彼女自身の“満たされなさ”や“疎外感”が

そこにあったのではないかと

思えてなりません。

 

「邪魔をされた」と感じるとき

人はたいてい何かを手に入れたかったのだと

思います。

愛されたい、認められたい、大切にされたい。

けれど、それが叶わなかったとき

周囲が敵に見えてしまうことも…。

でも、もし自分の中に

ちゃんとした軸があって

心が満たされていたら…

 他人の行動に

そこまで振り回されなかったかもしれない。

 

私たちも、誰かの態度に傷ついて

「邪魔された」と感じることがあります。

でも、もしかしたらそれは

「私が思い描いた理想の形が壊れただけ」で

本当は誰も悪くないのかもしれません。

 

ドラマのラストで

心麦が見せた優しさと勇気。

そして、父・春生の存在を

改めて感じた時間がもたらしたもの。

そこには、傷ついた心を癒す

ヒントが詰まっていたように感じました。

 

誰かを責めたくなるとき

自分の“本当の願い”を見つめてみる。

『みんな私の邪魔をする』という

声の奥にある

切実な想いに耳を澄ませてみる。

そうすることで、自分自身の心も

少しずつ自由になっていくのかもしれません。

 

 

 

 

 

全10話、本当に見応えのある作品でした。

またひとつ、心に残るドラマに

出会えたことに感謝しています。