- 小川 洋子
- 博士の愛した数式
タイトルに気軽に読めると書いたのですが、記憶ができない博士の脳障害なのか病気なのかが、実際に存在するのであれば、シビアな内容なのかもしれません。
ただ家政婦の視点で書かれた1人称(何カ所か博士視点あり)の小説なので、家政婦が知っている先生についての情報の中で読め、難しい医療の言葉はありません。
ただ題名にあるように、数式が話の伏線であったり、コミュニケーションであったりと何回か登場します。
その数式がまたうまいことやさしい気持ちになると同時に、理解すると日常使いもしないのに妙に納得し雑学が増えた気分になります。
博士と家政婦、それに家政婦の息子の3人が織りなすハートフル文学。
2・3時間ぐらいで読めますので、テレビが特番ばかりで何も見るものがないときにオススメです。