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「ネットショップを立ち上げただけでは、砂漠の真ん中にお店をオープンしたようなものである。」

せっかくこれだという商品を見つけて販売をはじめても、どこにもつながっていないだれもこないお店では、寂しい限りである。

また、砂漠の真ん中に街を作ればいいと、ネットショップをまとめたショッピングモールを作っても、結局は砂漠の真ん中、そこに人が住まなければ街は発展していかない。

だからといって広報にお金をかけたくない、というより僕たちに予算の余裕はなかった。

僕たちにあるのは万年筆の入った段ボールの山、山、山。

1本でも欲しいと思う人に届けたい気持ちがあっても、砂漠で食料の代わりに万年筆をたくさん抱えてるだけでははやくも死んでしまい(倒産)そうになっていた。

ネットショップの広報を知らなかったので、それならゲリラ戦だといわんばかりに休日には晴海や川崎でのワゴン販売や代々木でのフリーマーケット、はたまた南大沢まで行って実演販売とお客様に実際に触れて販売を繰り返した。

1日70本売れる日もあれば10本売れないときもあった。

それでもお客様からいろんな意見が聞けて、ホームページのコンテンツは充実していった。

ただお店は豪華になっても、一歩外に出れば砂漠であることには変わらなかった。

グーグルに登録して、リンクサイトに登録してあとどうしていいかわからないでいたのだ。

その2へつづく