著者: 池田 香代子, C.ダグラス・ラミス

タイトル: 世界がもし100人の村だったら


 この本は「統計学」の本である。

複雑な内容ではなく、5分で読むことも可能だ。

しかし、1時間かけて想像しながら読める本である。

日本人として生まれるだけで、どれだけ幸せなのか考えてしまう。

最近「引きこもり」や「ニート」と呼ばれる、若者の現象をよく耳にするようになったが、この生活自体なんて恵まれたモノなのだろうか。

もちろん精神的な苦痛や金銭的殺人、など日本では豊かさの中にも闇の部分は存在する。

アメリカの資本主義で格差社会が当たり前のように、日本もそういった社会に向かってきてはいる。

しかしどうだろうか、病気や飢えで苦しむ社会と比べて、日本にはこれに値する問題があるのだろうか。

どうして世界がこうなってしまったのだろう。

フェアトレードじゃない貿易、戦争という名の略奪や殺人。

人間としての尊厳とはいったいなんなのだろうか。

毎日の生活の中で、「今日何食べよう?」と考える時間を100年後の子供たちへ何が残せるか少し考えてもいいのではないだろうか。

こんな文章を書いていてあまりにも無力な自分に嫌気がさしてきます。