いつも中川智之が書かせていただいてるのですが、籐くんからみたトライアングル万年筆を書いてもらいましたのでぜひ読んでください。
この万年筆の始まりは北九州の商業施設での販売でした。
あの当時は本当に不安と期待で胸が一杯でした。
それは売るものが万年筆だからです。
みんな不安です。
「売れるの?大丈夫なの?」と。
しかし、私は心底万年筆にほれ込んでいました。
それは4ヶ月ほど万年筆の本を片っ端から読んだり、全国の万年筆博士行脚をしたり、日本の万年筆メーカーに足を運び、とにかく万年筆好きの話を聞いて回ったのですから。
どんなに優秀な営業マンでも、その商品が心底好きな営業マンと実は嫌いな営業マンでは、こちら側に伝わる影響はまったく違うと私は思います。
だから、私は北九州の販売の前にその同級生を集め、万年筆のいろはから、何から何まですべてを話して、本当にこのDECOPENを好きになってもらいました。
それから販売を行ったのです。
大体、一人のお客さんに対して20分ほど、かかってしまう営業トーク。
その間にお客さんをどんどん逃がしてしまうのですが、それで良かったのです。
販売の人間が納得して買ってもらいたいからです。
モノを売るということや、何か人にモノを伝える際には、まずは自分が一番そのモノを好きにならなければ伝わらない。
好きになるためには、まずはこの万年筆をいじってみなければならない。
触って、書いて、試して、壊してもいいから、分解をさせて、構造をしり、作り方をしり、最後にこの一本のPENにまつわるストーリーをしる。
もし本当に心底好きになれば、どんな人にでも伝わるものだと私は思っています。
その2へつづく