こんばんは。大森です。
蝉のにぎやかな合唱も聞こえ始め、
すっかり夏本番ですね![]()
先日、行動科学の講義を受けて、
その中で「がんばる」という言葉についてのお話がありました。
震災以降、
「がんばろう東北」とか、
「がんばれ日本」というメッセージがあちらこちらで見られます。
天災や人災に負けず、
これから復興してもとの元気な姿を取り戻そう!という意気込みが込められた言葉だと思います。
ですが、
例えば被害に遭われた方に、
「がんばってください」と言葉をかけることは、
はたしていいのかどうか。
このお話の前後には、人の幸福や仏教の教えについてのお話があったのですが、
それは割愛して・・・
講師の先生が善光寺で講話をされたとき、
「人はありのままを受け入れ、がんばることはしなくていい」
という言葉に、90歳のおばあちゃまは涙を流して先生の手を取ったそうです。
その方は震災でおうちもご家族も亡くされたそうなのですが、
そのおばあちゃまは
「まわりはみんながんばれっていうけど、
これ以上何をがんばれというのか。
この歳になってまだ頑張らなくちゃいけないのか。
がんばらなくていいという先生の言葉、本当にありがたい。」
とおっしゃったそうです。
震災に遭われた方だけでなく、
普段の生活の中でも
人に「がんばってください」という言葉をかけることは、
とても難しいですね。
何気なく使ってしまいがちですが、
その方の置かれた状況なども考慮して、
不用意に使ってはいけないと思いました。
言葉は人に勇気や元気を与えることができると同時に、
プレッシャーを与えたり不愉快な思いをさせてしまったり、
本当にむずかしいものですね。