5■小学生用コンフェッティ石けんの作り方
1.熱に強いプラスチック(ポリプロピレン)かステンレスの容器を用意してください。
2.容器の中に、ラップをしいて下さい(石けんが固まってから取り出しやすいようにするためです)。
3.色のついた石けんをサイコロの形に切ります。大きさは自由です。
4.白い石けんを、大根おろし器かチーズおろし器で細かくします。
5.細かくなった白い石けんを、ステンレスのなべに入れて、熱湯(ポットのお湯でもいいです)を入れます。
6.お湯の量は、石けんが全部つかるくらいです。
7.なべにふたをして、2時間以上そのままにしておきます。
8.熱湯の入った別の大きななべに、石けんの入ったなべをふたをしたまま入れて「湯煎(ゆせん)」します。
9.湯煎の方法はお母さんに聞いてください。
10.時々ふたを開けて中の石けんを混ぜてください。
11.だんだんと柔らかくなって透明になってきます。
12.もし硬すぎるようだったら、お湯をたしてください。
13.最初に用意したラップを敷いた容器に、サイコロの形に切った色のついた石けんを入れて、そこに温めてトロリとなった石けんを熱いうちに流し込みます。
14.そのまま一晩おいてさめれば、もう固まっているので容器から出して風通しの良いところで乾燥させてください。
このほかにも方法はあるのですが、ちょっと説明がむずかしいので、
いちばん簡単な方法を書きましたが、
熱湯を使ったりするので、必ず大人の人がいるときにしてください
(以前小学3年生の子からの問い合わせへの返信です)
4■> 紫根・茜・ログウッドは、BGでも抽出出来ますか?
茜は普通に抽出できます。紫根はエタノール抽出に比べてかなり弱いです。
ログウッドはそのままですべて溶けてしまうパウダーですので
加熱したBGなら溶けるはずです。
水抽出と溶け出てくる成分が違ってきますので
色は多少ちがってきます
2■染料の抽出液の濃縮
染料の抽出ではその中に糖分が含まれているんですが
その量がまちまちで、
その糖分が濃縮のときの焦げ付きの原因になります。
こげつかさない程度まで濃縮した方が作業はしやすいと言うだけのことで、
抽出液が多すぎると最初の苛性ソーダを溶かすときの水分を減らさなければなりませんから、
その苛性ソーダ液を作るのが大変になります。
苛性ソーダ液はできるだけ多くの水で溶かした方が良いですから、
私は目分量で50ccくらいにしています。
1■ラノリン抽出とエタノール抽出
エタノールとラノリンとでは抽出される色素に違いが見られることです。
ですから多少違った色になります。
例えば紫根の場合はエタノールだと赤みの紫
ラノリンだと青みの紫と言う具合にです。
もう一つは
エタノールを投入すると石けん生地がすぐに固まってしまうことです。(必ずではありません)
特にトレースが出掛かっている状態だとすぐ固まってしまうことが多いです。
皆さんが香水を入れて失敗されるのはこのことなんです。
ラノリンは同じアルコールでも巨大分子構造なので
トレースが出掛かっている生地でも緩めてややサラサラにしてしまいます。
私が石鹸でトレースに失敗しなくなったのはラノリン抽出にしてからですね。
型入れが極めてスムースにできるようになりましたから。