ATPHalle 2R | All the best for them

All the best for them

好きな人と好きな人に関連するあれこれ、好きな物、家族とのことを細々と、時間があるときに綴っています。





















 

Sebastian Korda 2-6,6-3,7-5 Kei Nishikori




うーん、負けた。

いや負けて悔しいというより、これが現在の立ち位置かなぁと実感した、というか。

多分本人は超悔しいだろうけど。



正直なところ。

自分はこの試合はかなり厳しいだろうと思ってた。現在のコルダの状況とケイの状況を比べて。

コルダは登り竜だけど、ケイはまだ上昇気流に乗り切れてないというのが自分の見立て。

ローマのあの試合でサーシャに勝ちきれなかったというのがケイの現状だと自分は見ている。



多分、コルダはまだキャリアが浅いから52位だけども現在の実力を考えれば、シナーに十分匹敵するだけのものはあると思うし、ゴファン、ディミトロフ、フォニーニあたりにも十分勝てるのでは?と自分は見ている。



順位だけ見ればカレンの方が上。だけどフットワークの良さ、きめの細かさ、メンタルの揺れ動きの少なさ、という点で見れば、今のカレンよりも上でしょう。


シナーとコルダはサーシャ、ステフ、マッテオに続くスターになると思う。



かつてのニシコリならなぁというのは違うと思うんだなぁ。かつてのニシコリが倒してきたキリオスや同じチェコのベルディヒよりもコルダの方が浮き沈みが少なくミスも少ない、フットワークもいい。断然レベルが上に自分は思う。たぶんコルダを一蹴できるのはジョコビッチぐらいでは?



だけどもそうは言ってられないのがテニス界で生きる選手たち。若い勢いにもどうにか対抗して踏ん張っていかないとトップ10返り咲きなんて絶対に無理だし。。。



今日の試合でもし勝ち目があるんだとすれば、コルダのミスが多くて予想以上にスイスイととれた1セット目に続いての 2セット目の立ち上がりのコルダのサーヴィスをブレイクしておきたかった。第一のつまづきがここのように思う。ミスが2本続いてあっさり0−30になってしまったんやなぁ。。。ここの部分、コルダはまだ不安定だったからとっておきたかった。それがうまくいかず、 捕まるやろなぁと予想してたらやはりそうなってしまって。ブレイク先にされ、その後踏ん張ったが取りきれなかった。勝つんやったら 2セット目とらんとあかんかったやろ、とは思う。


フルセットキングのニシコリとはいえ、コルダがファイナルセットに崩れるとは全く予想できなかった。ニシコリはファイナル、すごく踏ん張っていたと思う。コルダのプレイも良かったが、それに呼応するようにニシコリのプレイも上がってきたように見えた。5−4までなんとか粘ってブレイク許さず。勝つチャンスは第10ゲーム、こことらんとあかんかった。。。

カレンの時はここをとって成功したが、1ポイント目、ボレーがロング。。。あああああ。致命的なミス。それでも粘ったんだがコルダはサーヴも抜群。11ゲーム目は逆に粘れんかった。ボレー、読まれたなぁ。。。12ゲーム目も食らい付いたけどビッグサーヴがあるコルダの方に余裕があった。



まぁここがこうだったからと言ってウィンブルドンがあかんとは誰にも言い切れへんし、芝の質も変わるからテニスも変わるかもしれないが。


怪我がなかったこと、それはよし、としよう。



自分が気になる点をあげるなら、ミスが多いな、という点。サーヴ云々よりもストロークがイマイチ精度低いなと感じてる。いや、フレンチオープンの時も。ローマでフォニーニとした時すごく良かったのになぁ。。。ニシコリの代名詞であるダウンザラインがイマイチ信用おけんというのが不安にさせる要因。フォアもバックもあれは100発100中にしとかなサーヴの弱さを補填できんやろとは思う。ボレーの精度もハレに入ってから抜群ではないなぁという印象は持ってる。ミルニー効果がまだ出ていないのかなぁ。データや戦略分析以前の問題でしょうよ。ストロークとボレーの精度がイマイチというのは。



これが今の現状というのは十分受け入れてるけど、それだと多分自分もだけど本人が一番満足しないやろなぁとは思う。



切り替えるとしたら、これは前哨戦やと思うことかなぁ。。。ここで怪我してウィンブルドン欠場より、コルダと競った試合をできたとプラスに捉えた方が気分もいいかなぁ。



18年もカレンにボロ負けで非難轟々やったけどウィンブルドン初めて8に入ったものね。グルビスがサーシャを倒してくれたというのもあるけど。あの時もスカッと勝ったのは3回戦のキリオス戦だけで、あとは本当にタイトマッチを制して勝ち上がった。あの頃のニシコリと今のニシコリではまだ自信という点で及んでないん違うんかなぁと感じる。それは試合数なのかなぁ。大会で早々に強敵と当たり敗退してしまってなかなか試合数をこなせない、というところにあるのだろうか。今日のコルダとも4ぐらいで当たりたかったかもしれない。それかコルダかシナークラスの選手とどんどん対戦するか。。。




まだまだニシコリのピークじゃないと思いたいんだが、若い勢いがツアーを制しているのもよく理解している。本当に生き残るのが大変な今の時代。順位云々よりもニシコリがもう何段階上がれるかやろなぁ。今はまだ産みの苦しみの最中と思いたい。ミルニーが一生懸命メモを取ってることがいつの日か叶うと信じたい。




自分はウィンブルドンで勝ち進むケイを見たいなぁと思ってるんだが、どこまで調子を上げれるかなぁ。祈るしかない。神コリ来い。