「家政婦は見た!」4 | All the best for them

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好きな人と好きな人に関連するあれこれ、好きな物、家族とのことを細々と、時間があるときに綴っています。





















 

さて、跡目問題で揺れている藤嶋会では…

長老会の意見に反対して、花鶴先生を推すようにとの趣意書が

全国の藤嶋会に送られていた。

自前の藤嶋会館が建設されるとなると、

弟子のほとんどはそっちへ流れるだろう、と鶴一と美代子は警戒する。



一方、秋子からの励ましを胸に、

鶴二郎はビルの建設のために結婚するのはやめろ!

と花に迫るのだが、花は藤嶋流を守っていきたい、

と鶴二郎の意見に耳を貸さない。



そして…鶴一が、花と話し合いたい、と家族を集めた。

ワイシャツにベスト姿の公久が、ジェントルマンオーラを放ってます。

鶴一は、美代子につつかれながら、切り出した。

趣意書を撤回してくれ…花には家元を継ぐ資格がない。

お前はお父さんの子じゃないからだ。

一同騒然となるが、鶴弥と公久は、顔色一つ変えなかった。

花はお父さまの子です。当たり前じゃありませんか?他に何があるっていうの?

毅然とした態度で、鶴弥が言い切ると、

公久も、「そう当たり前です。

他に何があるか、私は考えたこともありません」 と静かに断言した。

そして、鶴弥は、鶴一に勘当と藤嶋会破門を言い渡した。

これには、公久が 「それは厳しすぎるんじゃありませんか?

私に免じて許してもらえませんかねえ」 と助け舟を出す。

あなたがそうおっしゃるんでしたら、破門と勘当は取り消すことにいたしましょう。

でも6世家元は花に継がせることにいたします。 と鶴弥。

「まあ、しかたないでしょう」 公久はしぶしぶ納得せざるを得なかった。



根上さんの登場は以上。

その後は…

免状の返上にやって来た鶴二郎を、花と2人だけにしようとする鶴後と鶴弥。

そこへ秋子。

2代に渡って母親が娘に不倫を勧めるのか…と割って入った。

30年前もこうやって2人だけにした。

家元の権威を保つため名門と結婚させ、芸のために天才と不倫させる。

私が鶴二郎さんの母親ならいつまでも黒子にさせず引っ張って連れて帰る!

とまくし立てる秋子なのだが、花を振り切れない鶴二郎…

踊りの業で結びついたら、

離れようとしても別れられるわけがない、と鶴弥は言う。

じゃあ、なぜ夫婦にならないの?

家元だからそれが出来ないというのなら、もう私とは別の世界の出来事です!

と啖呵を切って、藤嶋邸を去ってしまった秋子であった。




最後は、ちょっとガラかめちっく?

魂と魂が結ばれた真澄とマヤは離れようとしても離れられない…みたいな?

まあ、それはともかく、

根上さんの芸達者ぶりがおもしろかったドラマでした。

旧華族ということで、ヨーロピアンな洋装をばっちり着こなして、

いつになくマイルドな雰囲気が新鮮でしたね。

だけど、一番のグッジョブは、大出俊さんかもよ。

う~ん、当時根上さんはもう68ぐらいだし、

俊さんは52歳ぐらいだと思うから、まともにビジュアルを比べてしまうと、

どうしても俊さんに軍配が上がる…すんません。

そやけど、いくらドラマとはいえ、

公久の義母である月乃の年齢が75で、公久が65、ゆき55、文高52ってどうよ~

公久と文さんが恋のライバルで、なんて考えられない…

義理とはいえ母と息子の年齢差がたったの10っていうのも…

実際には月乃役の風見さんと、公久の根上さんでは2歳ほどしか違わないから、

これでは親子というより姉さん女房と言ってもいいくらいやん。

旗本やくざでは親子だった根上さんと俊さんが、

ここでは恋敵というのも含めて、

めちゃくちゃな年齢設定に、ちょっと笑えた…