「秘密刑事 死の一騎討ち」
Σのシーカスル計画パート2は、
大魔城の完成に必要な4つの頭脳を略奪することだった。
悪之宮は予告した。造船理論の権威、藤木博士の略奪を。
だが、新田の警備網は厚い(んだそうです)
「邸の内外とも警官で固めてあります。
いくらΣでもこの警備網を破るのは難しいでしょう」
藤木邸の門前で力強く宣言するのが新田警部であった。
よろしくお願い致します と頭を下げる博士。
「あ、分かりました」 と挨拶をして、門前を見張る警部。
中野刑事が、そろそろ時間ですね と話しかけた。
「全く、警察をナメてやがるな」 と吼える新田。
バカな奴ですね~、わざわざ予告してくるなんて…おとぼけの中野に、
「予告してくるということは、それだけ自信があるということだ!
お前は~ 勉強が足りんよ、もう!」
新田警部の早口の怒声が飛んだ。 はあ~としょぼくれる中野。
と、背後からΣ団のウルフジョーが現われた。
はっとする警部。そして一歩一歩ジョーに近づいた。
「貴様がウルフジョーか?」 うなづくジョー。
「ふん、これだけの警戒を破れるとでも思っているのか」
眉間に皺を寄せて、クールに強気な新田警部だったが。
敵は包囲網を飛び越えて邸内へ。
発砲する新田たち。
そしてジョーにも拳銃を向けたが、ジョーは弾を手で受け止め、
粉々につぶしてしまう。
慌てた中野がまず立ち向かったが、あえなく撃沈。
「中野~!」 そして新田警部もたちまち殴られ地面に倒れ込んだ。
「あ~あ~」 苦痛で警部の顔がゆがむ。
そこへ、ザボーガーに乗った大門刑事が参上。
ジョーと戦っている隙に、藤木博士は連れ去られるところだったが、
ザボーガーがそれを阻止。
一方、大門はジョーの蹴りを浴びて負傷してしまった。
新田家のベッドで伏せていた大門に、美代と浩が手紙を持ってきた。
それは悪之宮からの予告状であった。
悪之宮は、大門が療養中に、原子力エネルギーの大家である水野博士と、
兵器学の天才・大崎博士を略奪した。
敵に立ち向かうべく、痛みに耐えて戦いに出ようとする大門を、
子どもたちが心配する。
そこへ新田警部が帰宅した。
ドアを開けて現われた新田さんの、渋~い表情
悪之宮のやり方に我慢出来ません。
動けない僕の前で、事件を起こして楽しんでるんですよ と大門が訴えた。
「だからと言って出て行ってみろ。奴の思うつぼだ!」
新田さんの厳しい表情が、画面いっぱいに広がった。
ちょっとしょげてしまった大門を見て、
新田がニヤリ。
右口角をニッと上げて甘~く微笑む新田さん、この表情、大好き
そして、大門をベッドに座らせて、
「ウルフジョー、君の技を研究し、封じ手を編み出している。
そんな相手に勝つためには、より冷静さが必要だ。違うか?」
分かりました。
「まず、傷を治すことだ。それからでも遅くはない」 はい。
そして右手でポンと大門の背中をたたいて、子どもたちに話しかけた。
「美代~。腹ペコだ。メシの支度だ~」
ここら辺の切り替わりの早さ、いいですね~
ずるずる引きずらないとこ、私も見習わなくっちゃ。
武術の先輩のおかげで、大門はジョーの弱点が足にあることを知った。
さて、物理学の権威である江川博士が、講演のためアメリカから帰国。
新田警部、中野刑事、そして大門刑事が護衛することになった。
中野が運転し、後部座席に新田と江川博士が乗った車を、
ザボーガーに乗った大門が先導している。
あたくしが狙われているなんて信じがたいことですわ。
江川博士は、ちょっとばかしクールビューティ。
「いや、Σというのは信じがたいことを次々に起こす秘密機関です」
そこへ敵が。
大門はウルフジョーと対決。
新田たちは、ビッグGというロボットに拳銃で応戦。
そこへザボーガーが参戦してくれた。
ザボーガーの登場を笑顔で歓迎する新田警部たち。
新田は江川博士を守っている。
ザボーガーがビッグGを倒し、大門もウルフジョーを死闘の末、やっつけた。
満身創痍の大門のところへ、新田、中野、江川博士が駆け寄る。
新田警部は嬉しそうに「お~い」と大きく手を振って、
大門の肩を抱いた。
そんな新田を江川博士がちらっと見ている。ん?それはやっぱり美男子だから?
新田警部の警部網は思ったほど強硬ではなかったなあ~
それに、生身の人間ではいくら拳銃があったとしても
なかなかΣには太刀打ちできないね。
まあ、戦うということに関しては秘密刑事である大門に任せといて
新田警部の魅力は、冷静さと包容力なんでしょうなあ。
今回は、大門の敬愛すべき上司としての存在感が光っていましたよ~