「鬼平外伝 熊五郎の顔」 | All the best for them

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純大さんのオフィシャルブログでも紹介されている

「鬼平外伝 熊五郎の顔」を見た。


鬼平と聞き、捕物物語だとてっきり思い込んでいたが…

ラブファンタジーの要素が多かったなと私には思えた。

今回のドラマは、お延と腹痛のため彼女の茶店に駆け込んだ信太郎の濡れ場と、

その信太郎が、夫を殺した熊五郎かもしれないということで、

激しく悔恨の念にかられる彼女が持つ、

女としての喜怒哀楽、情念の描写が中心。

お延から繰り出される官能的なシーンの数々が

フィルム撮影のおかげで、実に幻想的で、しっとりと艶めいていた。

寺島しのぶさんは女性の性や情念というものを演じることが出来る、

唯一無二の存在。

そして、時代物でなくても、現代に置き換えても十分通用するような内容

だったので、とても見やすく、ヒロインに感情移入しやすかった。


その分、捕り方はどちらかというと脇に徹したなと感じた。

その中で、純大さん演じる井原新十郎のよくとおる低音の響き…

そして、捕り方にふさわしい、正義感溢れる射抜くような鋭い視線、

一方、お延由松母子に向ける温かなまなざしを見ていたら、

いずれこの母子を引き受けてしまうのではないかと勘ぐってしまうほど…

特に時代劇において、純大さんは際立つ存在感を放つ人ですニコニコ

まあ私的純大さんのハイライトシーンは、

唐丸籠の中に潜んでいたのが、山猫の三次ではなく新十郎だったというところ。

まあ想像はついていましたが…

でもやっぱりこうでなくっちゃ!!というシーンであったわニコニコ


で、最後に信太郎が戻ってきたから、ファンタジーだなあとドキドキ

お延も狐につままれたような表情だったけど、私も胸をなでおろしたわ~

いずれ由松の「ちゃん」になるであろう信太郎に手を振るお延が、

とっても幸せそうな笑顔を浮かべていて、

なんだか私もほんわかとした気持ちになりました音譜