『ぉはよ…』
楽屋のドアを開いたとたん
「お~、来た来た!
体調くずしたんだって?
もぅ大丈夫なの?」
翔ちゃんが表情を曇らせ
いじってた携帯を
テーブルの上に置いた。
『めんご、めんご。
全然大丈夫です
寝不足と、…仕事のしすぎ?(笑)
すみませんご心配おかけ致しました』
わざとバカ丁寧に
深々とお辞儀をすると
翔ちゃんが安心したよぅに
ふわり表情を和らげ
「ほんとマジで気をつけてよ?」
『はい。』
そー言いながら
肩からショルダーバッグを外し
席に向かおうとして
…迷う。
あれだよねー
いつもと違う席に
座ったりなんかしたら
オレ…
気にしてるみたいじゃん?
あの人はもぅ全然
気にしてないかも知れないのに
だって
あの時
「治療だって思えばいぃ」
バックから突かれて
おーのさんの
表情はわかんなかったけど
確かに
そぅ言ってたし
一瞬 迷ったけど
いつも通り
『…はよ』
定位置。
椅子を引いて腰掛けると
ドラマの台本を読んでた
おーのさんが顔を上げ
オレを気遣うよぅに
「はょ… ちゃんと眠れた?」

自分のがちゃんと寝てんのかよ?
ってぐらい
疲れてトロンと眠そぅな顔した
おーのさんに
静かな声で問われ
『ありがとうございます
お陰さまでぐっすり眠れました』
目を合わすことなく
素っ気なく答え
これ以上話すコトは何もないよ。
拒否するよぅに
ケツポッケから
携帯を取りだしゲームを始める
「そぅ… よかった」
おーのさんが
小さく呟やき
視線を台本に落として
パラッ、
ページをめくった。
なんて
短い会話
二人とも
とっくに気づいてる
もぅ決して
あの頃には戻れない

ガチャ☆
ドアが勢いよく開いて
メイクをしてもらってたらしい
相葉ちゃんと潤くんが戻って来て
「!」
オレを見つけた相葉ちゃんが
つかつか早足で歩み寄り
「ぉまえ、……バカっ!
マネージャーから聞いて本当…
…心配したんだぞ!!」
力いっぱいオレの頭を
ぐりぐり撫でまわす
『ぅわ……っ、やめろ!』
「落ち着いて相葉ちゃん!
ニノ病み上りだし…それに
髪の毛ぐちゃぐちゃだから(笑)」
翔ちゃんにたしなめられ
我に返った相葉ちゃんが
「あ、そうだった…つい…

ごめん、ごめん。」
まったく…
この人は
謝るくらいなら
はじめっからやんなきゃいーのに
ぐちゃぐちゃになった
オレの前髪を慌てて
いそいそ直す人の良い相葉ちゃんに
潤くんも失笑しながら
「思ったより顔色良くて良かった。
ほらそろそろ時間だよ。
メイクに行った方が良いんじゃない?」
壁の時計を
指さし促され
『うん、そーする…』
椅子を引いて立ち上がる
こんなにすぐ近くで皆で
わちゃわちゃしてるのに
おーのさんのは
台本から一度も顔を上げない
…なんだか
いたたまれなくなって
オレは逃げるよぅに
楽屋を後にした。
つづく。
ヤメレ !(「.゚ω゚)「\('◇'\*)ガシガシ♡