このタイミングでの
ニノの電話
おーちゃんの言う通り
さっきのニノの電話は きっと
このチャット相手の 《…リン、》
とか言うヤツだ
《リン…》
どっかで聞いたような…
翔ちゃんが言いにくそぅに
頭をポリポリかきながら
「 なんかさー、《リン…》
って ネームでパッと 思いつくのが…
メイクのリンちゃんなんだよなぁ 」
「 … オレもだ 」
松潤も 腕を組み 空を睨む
翔ちゃんが
リハ用の服装に着替えながら
「それに智くんの 初恋似の
メイクの新しい子…
あの人も確か

凛 = リン 、だよ」
「 え! そーなんだ?! そ~言えば
リンリンって呼ばれてたかも…」
あはははっ、
「その あだ名オレが付けたんだよね
リンちゃんが同じネームだから
゛嫌だ ゛みたいな感じでさ
ニノに 新しいあだ名つけてって…
そしたら ニノのヤツ
゛古リン ゛でいーじゃんって、
リンちゃん怒っちゃってさぁ~(笑)」
翔ちゃんが その時の事を思い出し
可笑しそぅに笑う
おーちゃんが
言っていいのかなって
一瞬 迷って…
「リンちゃんは多分…
ニノの事 好き、だと思う 」
「「「 ええぇっ!!? 嘘だろ… 」」」
「オイラと ニノの二人で メイクの時は
何故かリンちゃん
オイラにだけ構うんだ
それは 決まって
ニノと二人の時だけだから… 」
「おーちゃんに構うフリして
気を引いてるって事? 」
「わっ、かんないけど…
態度が違うのは 確かだよ 」
「マジか…、なんかビンゴっぽくね?」
松潤が犯人を突き止めたって、
器用に 片眉を跳ね上げる
翔ちゃんが
「まだ早いよ臆測にしか過ぎない
…もっと確かな証拠がないと 」
それもそーなんだけど…
「リンが誰なのかも気になるけど
ニノ自分の知らないトコで こんな風に
探られてるって知ったら 」
あはははっ、
「絶対に許さないね」
おーちゃんが オレの言葉に被せて
自嘲気味に 笑う
ふっ、
「 オイラだって逆だったら
…やだもん
でも…
ニノを誰かに盗られるなんて
冗談でも 絶対に… イヤだ
ニノはオレの 」

こ ん な 独 占 欲 む き 出 し の
おーちゃん… 初めて見た
おーちゃんの 矛盾
自分がされて嫌な事は
ニノだって嫌なんだ
わかってんのに、
けど… 自分の 愛する人が
口説かれてんのを そのまま
黙って見てらんない
… 理屈じゃないんだね。
よし!
フン、フン、フン!!
オレは自分に気合いを入れる
大好きな二人の為だもん
全面的に協力応援するからね!!!
「じゃ、この事は…
チーム大野の秘密って事でいい? 」
「なんだよ、チーム大野って!」(笑)
翔ちゃんが 手を叩いて 笑う
「え、変かな?
オレらはおーちゃんの味方… しいては
ニノの味方でもあるんだ
リンの正体を暴いて その毒牙から

… ニノを守ってやんなきゃ」
オレの真剣な声に 翔ちゃんと松潤が
顔を見合わせ やさしく微笑んで…
「ほんと世話が焼けるんだから
ま、チーム大野いーんじゃない 」
「 … みんな」
「なに情けない顔してんの
" オイラのニノに限って"なんでしょ(笑)
さっきまでの 自信はどーしたのよ?
愛されてる自信がないの? 」
松潤が おーちゃんをからかう
そんな 松潤の問に
「信じてる」
静かに…
おーちゃんが答えた
☆゚*・。 ☆゚*・。 ☆゚*・。 ☆゚*・。
さすが
必殺仕事人…
さっきまでの
チーム大野の秘密など微塵も感じさせず
完璧な ポーカーフェイスで
松潤がニノとのリハ撮りをこなしてる
オレと翔ちゃん、
そしておーちゃんの 仮撮りが
終わり先にいったん楽屋に戻り
ん?
おーちゃんがポケットから
携帯を取りだした
カシャ。
「智くん… それってニノの携帯じゃ?」
翔ちゃんが… 青くなる
バッターン☆
楽屋のドアが乱暴に開いて

『 おい!バカS、
オレの携帯 盗っただろ!!』
そら来た!
ギャー、こえーよ、、
めっちゃニノ怒ってるしっ…
それなのに
おーちゃんが しれっと
「 S ? 翔ちゃん…ニノ怒ってるよ? 」
おーちゃんが すっとぼける
「 ええぇ、、 オ、オレ…っ?!! 」
『 ちがうわッ! 頭のいー方の
Sじゃなくて… あぁムカついて
名前も言いたくないよ
バカ智のSだよ!! マネージャーが
オレのベンチコート中から 携帯持ってく
バカ智を見たって証言があるんだから…
出せよオレの携帯ッ!!』
バカ、バカ、連呼され
むう…
おーちゃんが口を尖らせ
無言で 立ち上がり…
ニノの私服シャツのポケットから
携帯を取りだす
パシッ、
ニノがおーちゃんの手から
携帯を ひったくる様に取りあげ
『なんで 人のモノ 隠すのさ?』
ニノの怒りの剣幕にも
負けじと…
「だってニノが携帯ばっか
いじってるから」
顔色ひとつ変えずおーちゃんが
静かに応戦する
『 はぁ~っ?? 何を今更…??』
確かにリハのギリギリ外から
帰って来てからも
隙あらば 携帯をいじってたニノに
おーちゃんヘソを曲げたんだ…
いつもなら
ふにゃ、
「冗談だってそんな 怒んなよ~ 」
とか、上手く切り抜けるくせに…
おーちゃんが 引かないもんだから
二人の にらみ合いが続く
『…なんなのよ、ムカつく。
もぅ絶対に口きかない! 』
プイッ、
ニノが そっぽ向く
「 もー、仲直りして?
どっちでもいーから あやまって!」
翔ちゃんが お母さんみたいな事を言う
だけど、
「 オイラからは… ムリだ。 」
おーちゃんが意固地になる
「 アナタの方が 年上なんだから! 」
あまり不自然な態度はヤメロ!
バレんだろ!!
松潤が眉間にシワを寄せ
アイコンタクトで訴え
渋々… おーちゃんが
「 … 申し訳…なくはない」
『 あ、嘘っぽい。
絶対に謝ってないよアイツッ!!』
ニノが指さす
あははっ、確かに!
でもオマエもダメなんだぞ?
おーちゃんに ちゃんと話さないから…
「 ニノが 携帯ばっかして
おーちゃんに構ってあげないから…
拗ねてんだよ
ね、もー 大人気ないよ
ケンカやめて仲直りしよ? 」
オレが、
おーちゃんの手と ニノの手を
引いて… 握手させる
『……。』
「……。」
内心…不本意な二人の頑なな…
うわべだけの
握手から…
おーちゃんが そっと 力を抜いて
スルリ、
ニノの指の間に…
指を絡め
恋人繋ぎにかえる
「…隠してゴメンね」
『 ……… もー いいよ… 無くしたかと
思って驚いた… 、ぃ、痛いっ !!!』
ぎゅううっつ…
おーちゃんが ニノの指の間
自分の指に力を思いっきり
力を入れて…
ニノの指のつけ根を
ギュウ ギュウ 締めつけた!
『 やぁッ、、…痛いって!! 』
ニノが 逃げを打ち
痛さに 手を振り払い、
おーちゃんから離れようとした瞬間、
グイッ、!
おーちゃんが ニノの腕を
力強く引き寄せ…
抱きしめた
『… なんなんだよ』
「なかなおり♡」
「 ほんと、世話が焼ける
見てらんねーな~ 」(笑)
って、しっかり仲直りを 見届けた後…
さて、リンの 本当の正体は一体
誰なのか突き止めなきゃね…
チーム(`・3・乂)(乂`∀´ )ヾ( * '◇' * )ノオオノ♪
つづく。
