「 一緒に、旅するうちに にのワンコの
事が、だんだん分かってきた さと太郎。
食事の時に 気づいた
にのワンコは 左利きで 右利きの
さと太郎と 隣り合わせで 食事する時に
たまに、コツン、と 腕が当たることとか…
意外に 食が細くて 偏食だ…。
ほっとくと、ラーメンばっか食ってる。」
おーのさんが、オレを思い浮かべながら
ふふっ、て笑う。
「 ほら、 ちゃんと飯 食って! 」
『 … いらない。グリンピースきらい。 』
「 チラリ…と、チャーハンを一瞥し
いらない、と言う。」
「 グリンピースぅ!?? 小学生かっ!!!!
まったく…ほら、 あーん~ して。」
『 んー、…ん……ッ。 』
ぱくっ。
「 にのワンコが、鼻にシワをよせて
イヤイヤながらも…
さと太郎の 手から与えられて、薄い唇を
開いて のぞく舌…、咀嚼して食べる姿に
なぜか…、胸が きゅっ。、てなる…。 」
おーのさんが、自分の胸のシャツを
握りしめた…。
アナタ…
オレの事… そんな風に見てんの?
にわかに 心臓が騒ぎ出す…
「 文句言う わりには…
さと太郎の 言う事を聞く にのワンコ。
焼きもち焼きで、
強がるくせに…
淋しがりや…。」
おーのさんが オレの肩を引き寄せる。
「 さと太郎に くっついて 離れない
にのワンコ…。
旅が つづき…
寝
食を
共に過ごす うちに…
いつの間にか さと太郎は …
にのワンコの事を、
とても 愛おしく…なっていました。」
ちゅっ♡
おーのさんが
オレの おでこに キスをする。
もぅ…なんだよ、どさくさに紛れて
…なんの 告白だよ。
恥ずかしくって、
おーのさんの 顔が見れなくって…
おーのさんの 胸に顔をうずめると
そっ…と、
まるで 壊れ物でも 扱うように…
後頭部に手をやり
やさしく… オレの髪をなでる…。
「 ニノ、… あのさ…。 」
『 分かってます…。
… 終わらないんでしょ 昔話し 。 』
「 はい。 」
ヤベェ |∀・`)オワンナイ…。
つづく。



