オレに つねられた頬を
さすりながら…
おーのさんの 昔話しは つづく。
「 オイラは さと太郎♪
ワンコさん 名前…、なんてーの? 」
『… にの。 』
「 ふぅ~ん、そっか!じゃ、これから
よろしくね にのワンコ♡ 」
「 さと太郎が、手を差しのべると
にのワンコが おずおず… 手を重ね
ぎゅう。さと太郎が手を握りしめ
歩き出しました。」
…これからオニ退治行くのに
仲良くお手て 繋いではないでしょ…。
ま、いっか どーせ おーのさんの
妄想昔話しなんだから…。
「 テクテク…
ほんの20分も 歩くと… 」
『 ね、ちょっと休憩しょー…疲れたよ。』
「 にのワンコが、地べたに
しゃがみ 込んでしまった…」
「 えぇっ!? もぉ!? 早すぎでしょ!
アナタ本当に ワンコなんだよね?」
「 にのワンコが、ムッとしながら… 」
『 当たり前でしょ!このミミとシッポ
飾りじゃないよ! 先祖代々りっぱな
ワンコです!! 」
「 怪しい… 本当かな?試しに …」
「… お手っ。 」
パシッ♪
『 くそっ!、条件反射で… 』
「 即座に お手する にのワンコ。」
…。
『 オマエ… オレで遊んでるよね? 』
「 … ちげーよ、いつも ニノがオイラの
言う事 聞かねーからって、そんな…
まだまだ 先は なげーから ちっさい事
気にすんな♪ 」
完全に遊んでる…
ムカつくぜ…。
「 本能は ちゃんと犬みたいだ…
だけど体力的に オニ退治って心配だな。
ちょっと テストしよ? 」
『 えー、やだぁ、面倒くせぇ… 』
「 さと太郎は 背負ってた リュックから
小さな 赤色のゴムボールを取り出して… 」
ぽ~ん♪
「そ~れ♪ にのワンコ 取っておいで! 」
ゴムボールを投げる
『 まじでぇ… 本当 勘弁して、なんだけど…』
「 ブツブツ、文句を言いながら…
にのワンコが 重い腰をあげて ボールを
取りにゆく…
ボールを拾い 振り向きざま…
さと太郎に向かって… 」
『 ほらよ、! 』
ポイッ、!

「 ほ、ほらよ!? ご主人様に向かって?
犬族は 人間に忠義心なんじゃ?
ボール ここまで持ってくんでしょ?
ふつー!!!!!!」
「 行儀悪く 寝そべりながら…
ボールを投げる姿の
あまりにもの ワンコらしからぬ態度に
頭を抱える さと太郎…」
「… ダメだ、あいつ 躾がなってねぇ…
しょーがねぇ、オイラがちゃんと
調教して、あげないとぉ…♡ 」
んふっ
やらしい目で おーのさんがオレを見つめる。
『…ご主人様ぁ?に、ち、ち、調教…ッて!! 』
思わず、声が裏返り、
異議を唱えるオレ!
「 そ。こっちの ニノの ご主人は? 」
『 知らない! そんな人いま、せ…んッ
あ、ゃ、やだ! 』
おーのさんが、オレの わき腹を
こちょ、こちょ、…
両手で くすぐり、出した!
あははは、は━━━━ッ!!!!!、
身体を くねって おーのさんから
逃げようと、もがけばもがく程
…しつこく、追ってきて 、
ん、あぁあ…ん…ッ
変な気分になってくる。
『 ごめんッてば!…や、だぁ、離してッ… 』
自然に 涙声で 甘え、誘うような 自分の
声がイヤで、早々に降参する。
おーのさんが オレの暴れる両手を捕まえ
自分の 口許に 寄せ…
「 ニノの ご主人は だれ…?」
オレに 視線を 絡ませる。
… ずるい、知ってるくせに。
『 …… おー、のさん。 』
満足気に ニンマリ微笑み
オレの手を離して、
オレの頭を ポムポム…
「 はい、良くできました♡ 」
頭を撫でられた…。
オレ、 にのワンコじゃ、ねーし…
おーのさんが、昔話しモードになりながら
くすぐられて 距離が出来た二人の
間を 詰めてくる…。
「 さと太郎は オニ退治に向かう道中
にのワンコの躾も ちゃんと調教しようと
心に誓いつつ …
歩くのヤダって ぐずる にのワンコの 手を
引いて すぐ、そこにある
蕎麦屋に 連れて入りました。」
「 ………ほら、飯食う時は DSやめて。
それに、… ハーフパンツの時は 二人ん時
以外は 足組まないのッ! 」
『 … うるさいなぁ、もぅ。
DSは わかるけど… ハーフパンツの時は、
って、なにさ? 』
オレも、思った…。
なんなのよ?
目で おーのさんに 訴える。
「 見えんだろ、…」
『 何が? 』
「 太もも…と、その先… 」
バシッ!!
バシッ!!
にのワンコと、オレがシンクロして
さと太郎と おーのさんの
頭を叩く!!
「 いてぇ…、黙って話し聞くんじゃ
ねーのかよ…。」
『 昔話しに、引っ掛けてオレに
なんか、いーたい事あるのっ?!』
「 だって、二人ならともかく…
ニノの 生足 皆に見せすぎだしっ。」
『 … や、なんですか? 』
プイッ、と オレから 顔をそむけ
唇を尖らせ…コックリ、頷く。
ヤバい…
おーのさんが …… 可愛い。
けど…。
『 いっこ、きーていぃですか?
… この お話し、長い? 』
んふ♡
「 だって オニ退治してねーもん。
まだ、つづいちゃうよね♪ 」
『 …おやすみ。』
「 だめッ! 寝かせね━━━━━━━♪ 」
(*.゚д゚)ワン… ア・ン♡ッテヽ(´・∀・`)ノ ナイテミ?
つづく。

