耳が聞こえない障害と戦いながら作曲してきたと言われる佐村河内さんですが、実際に作曲していたのは別人だったようです。
佐村河内さん自身は曲の構成や楽器の編成、曲調のイメージをその方に伝え、作曲をしてもらう形で作品を発表していたとのこと。
このことで彼はかなり非難されているようですが、私には何が問題なのかあまりピンときません。
タレントやスポーツ選手の発行する本もゴーストライターが書いているというのは公然の秘密です。
あるゴーストライターによれば「約9割のビジネス書はゴーストライターが書いている」し、講談社の担当者も「自分が担当した人の中でゴーストライターでなかったのは2人だけ」であることを述べています。
(Wikipedia : ゴーストライター)
有名なところではオールナイトフジの生放送で松本伊代ちゃんが、司会者から発売したばかりの自伝エッセイの内容を聞かれて「まだ読んでない」と言ってしまった例もあります (笑)。
国会で大臣が答弁する際にも官僚が書いたメモを棒読みしているだけの人もおり、マジシャンもマジックのタネはネタの専門家から仕入れていたりします。
これらはいちいち公表されているわけではありません。
そう見てくると冒頭の佐村河内氏の問題も何が悪いのかよくわからなくなってきます。
クラシックCDは1万枚売れればヒットと言われる中で、異例の18万売れたようですが、購入者は曲が良いから買うんですよね?
だったら別に誰が作ったものでもいいかと私には思えるのですが、耳が聞こえない人へのチャリティーな気持ちも含めての購入なのでしょうか。
そういえばアイドルが歳をごまかしていたり、整形・豊胸手術をしていた場合にも非難されることがあります。
アイドルはアイドル(偶像)ですから、庶民の考える期待を裏切ってはいけないのかも、とも思いますが。
そんなことより、8年前に国会で津波が来た場合の原発の危険性を共産党議員に指摘されて「そんなことにはならないから特に対策はしていないけど大丈夫」と開き直りの答弁をしていた当時の総理大臣・安倍某のほうがよほど犯罪的だと思います。
しかもその際には危険性が高いとして福島原発の例をあげられ、「地震や津波で冷却できなくなった場合にはメルトダウンや水蒸気爆発など最悪の場合を想定しなければならない」旨の指摘までされています。
まさに福島で起こったことではないですか 。
これは人災ではないのでしょうか!
そしてオリンピック招致の場では「汚染水は完全にコントロールされている」と世界に向かって公言してしまいました。
その直後の会合では当事者の東電でさえ「現状ではコントロールできていない」といっているのに!
と、興奮して話題が少しそれましたが、つまり佐村河内氏の問題は大したことではないのだから、犯罪者のような扱いをするべきではないということです。
日頃流されるニュースもただそのまま受け入れるだけでは、知らず知らずのうちに誰かの思惑に沿ったものになっているかもしれません。
流され踊らされること無く、自分自身の視点をもって世界を見ていきたいものです。