ドイツの生活水準は「第2次世界大戦後、前例のない低迷」ー 報告書

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Nobby Raelian

 

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ドイツの生活水準は「第2次世界大戦後、前例のない低迷」ー 報告書

 

エネルギー価格の高騰により、2022年の実質賃金は1950年以降のどの年よりも急落したことが、新たな調査で明らかになった。 

 

2024年3月19日 

新経済フォーラムが月曜日に発表した報告書によると、ドイツの2022年の生活水準は、第二次世界大戦以降で最大の落ち込みとなった。この落ち込みは、消費者の物価を高騰させたエネルギー・ショックに起因している。

 

 ベルリンを拠点とするシンクタンクのエコノミストたちは、2022年に記録されたドイツの経済生産の落ち込みは、2008年の金融危機や、2020年のコヴィッド19の大流行時の短期的な落ち込みに匹敵すると強調している。 

 

エネルギー価格の高騰から国内の産業部門を守れなかったことで、2020年代は「ドイツにとって失われた10年」になると予想され、アナリストはこの危機を「第二次世界大戦以来、最悪の経済不況」と呼んで警告している。 

 

何年もの間、ドイツ自慢の産業部門は、比較的安価なロシアのガスで賄われてきた。しかし、2022年にウクライナ紛争が勃発して以来、ベルリンはロシアからのエネルギーを見送り、アメリカ産の液化天然ガスなど、よりコストの高い代替エネルギーを選択するようになった。 

 

報告書によると、金融危機前の予測に照らした実質賃金は、2022年4月から2023年3月にかけて4%低下し、生産高は4.1%減少した。 連邦統計機関Destatisによると、ドイツ経済は2023年に0.3%縮小したが、第2四半期の数字が0.1%増に修正されたため、テクニカル・リセッションは回避された。

 

 2四半期連続のマイナス成長は、テクニカル・リセッション(技術的不況)を意味すると広く考えられている。 

 

ドイツの中央銀行であるブンデスバンクは最近、2024年の成長率を0.4%と予想した。しかし、ドイツの2大金融機関であるドイツ銀行やコメルツ銀行など一部の金融機関は、ドイツのGDPは今年も減少すると予想している。 

 

一方、EU委員会のユーロ圏に関する最新の予測では、2024年のGDPは0.8%増にとどまり、昨年11月に発表された前回予測の1.2%増から減少している。

引用

Maitreya Rael

@maitreyarael

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German living standards in ‘unprecedented post-WW2 slump’ – report — RT Business News https://rt.com/business/594481-germany-living-standards-energy-crisis/