約3700年前の古代バビロニアの粘土板に、世界最古とされる幾何学の実用例が発見されました。

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Rael Maitreya

Ancient history and Mystery

プリンプトン322 (Plimpton 322) とは
バビロニア数学について記された粘土板の最も有名なものの1つである。

呼び名の由来はコロンビア大学にあるG・A・プリンプトンの収集の粘土板の、第322番
目のものであることからである。

およそ50万ものバビロニアの粘土板が19世紀初めから発掘されてきたが、その内の数千のものが数学の性質についてのものだっ
た。この粘土板は紀元前1800年頃に書かれたものとされ、4列15行の表にその時
代の楔形文字で数字が記されている。

この粘土板は以前は主にピタゴラス数の表として解釈されてきたが、
アメリカ数学協会 (MAA) (en:Mathematical Association of America) はこの解
釈に異を唱え、新しい解釈を打ち立てた[1]。この粘土板についての一般的な考
察は、エレノア・ロブソン (2002)、ジョン・コンウェイとリチャード・ガイ 
(1996) を参照。ロブソン (2001) はこの粘土板の解釈について広く書誌学の観
点からより詳細かつ専門的な議論をした。  Wikipedia

 

「世界最古の数学の応用例」を3700年前のバビロニアの粘土板から発見。ピタゴラスより1000年早い - ナゾロジー (nazology.net)

 

「世界最古の数学の応用例」を3700年前のバビロニアの粘土板から発見。ピタゴラスより1000年早い

2021.08.05 THURSDAY

This 3,700-Year-Old Tablet Shows The Oldest Known Example of Applied Geometryhttps://www.sciencealert.com/this-3-700-year-old-tablet-shows-the-oldest-known-example-of-applied-geometryIncredible 3700-Year-Old Babylonian Clay Tablet Is World’s Oldest Example of Applied Geometryhttps://scitechdaily.com/incredible-3700-year-old-babylonian-clay-tablet-is-worlds-oldest-example-of-applied-geometry/

Plimpton 322: A Study of Rectangleshttps://link.springer.com/article/10.1007/s10699-021-09806-0

約3700年前の古代バビロニアの粘土板に、世界最古とされる幾何学の実用例が発見されました。

この粘土板は、19世紀後半に現在のイラク中部で見つかり、それ以来、イスタンブールの博物館に保管されていたものです。

研究をおこなったニューサウスウェールズ大学(UNSW・豪)の数学者、ダニエル・マンスフィールド氏によると、粘土板に記載されていたのは、のちに「ピタゴラスの定理」として知られる三角関数の原始的な形とのこと。

ピタゴラスより1000年以上も早く、数学史的に非常に重要なものと考えられます。

研究は、8月4日付けで学術誌『Foundations of Science』に掲載されました。