コロナ致死率を年齢別で計算して分かったこと

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日本のコロナ致死率(年齢別)

90歳代=9人÷39人=23.1%

80歳代=32人÷174人=18.4%

70歳代=30人÷328人=9.1%

60歳代=6人÷445人=1.3%

50歳代=5人÷605人=0.8%

40歳代=2人÷575人=0.3%

30歳代=0人÷460人=0%

20歳代=0人÷562人=0%

10歳代=0人÷73人=0%

 0歳代=0人÷42人=0%

 (日本:2020.04.08)

 

日本の検査数は少ないが、年齢別致死率は、ほぼ中国と同じ結果になった。だから、検査数は少ないが、少な過ぎるということはない。必要最低限はある。でも、検査数はもっと増やすべきで、検査待ち状態はすぐに解消しなければならない。政権の手立てが遅れている。

 

↓中国の致死率

日本と中国の致死率は、高齢者で急上昇するアジア型である。

 

 ↓ アメリカの致死率は、50歳代から直線的に増えていっている。アジア型とは違うので、欧州型である。

致死率

 

 ↓ イタリアの致死率

 

  20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代 80歳代 90歳代

       0%  0.3%   0.5%  1.1%   4.4%  13.5%  20.5% 22.5%

 

アジアと欧州では、コロナの死者数に大きな差異がある。その原因は、年齢別の致死率グラフに表れていて、アジアでは、70歳から致死率が急上昇するという特徴がある。ところが、欧州やアメリカでは、50歳ぐらいから直線的に上昇しているのである。ここにコロナの特徴がある。

 

コロナは、国境に関係なく世界中に広がっているにもかかわらず、国によって死者数に大きな違いがある。その理由として考えられているのが、BCG接種の有無である。かなり有力な仮説である。ヨーロッパでは変異しているから死者数が多いという説もあるが、まだ科学的に証明されたわけではないし、2種類のコロナに感染したという報告もない。他には、民族説もある。いずれにしても、結論は、日本の死者数は少ない。

 

日本のコロナ死者数が少ないのは、インフルエンザの死亡数が例年より増えているという説もあるが、いくら検査数が少なくても、感染者の中での致死率は少ない。日本では、検査数を増やせば増やすほど致死率は下がっていくだけなので、この説は当てはまらない。