遅刻する後輩にイライラしていた。

「朝寝坊」という単純な理由にも

さらにムカついていた。

 

 

何度か遅刻が重なったある日、

私は上司に

 

 

「私が対応します!」

 

 

と、頼まれてもいないのに

自ら注意役を名乗り出た。

 

 

上司は「え?あ、うん。じゃあお願い」

と任せてくれたが、やや戸惑っていた。

頼んだわけでもないのに、なぜ?って感じだったんだろう。

 

 

やる気に満ち溢れた私は本人に電話して

 

 

「このままじゃダメなのはわかってるよね?」

「どうすべきか一緒に考えよう」

 

 

と、伝えた。

 

 

それでスッキリ!

 

 

…かと思いきや、

むしろモヤモヤが残り、

 

余計なことをしてしまったかも

という後悔だけが残った。

 

 

今ならわかる。

私が後輩の遅刻朝寝坊にイライラしていたのは

 

 

私自身が朝寝坊しないように

遅刻しないように

めちゃくちゃがんばっていたから

 

 

なのだと。

 

 

その頃の私は育休から復帰したばかりで

まだ体調も万全ではなく、

子どもの夜泣きも続いていたので

朝起きるのにも大変苦労していた。

 

 

とにかくだるい。休みたい。

 

 

でも、社会人として、大人として、

遅刻するわけにはいかない!

 

 

そうやって、無意識に必死にがんばっている中

堂々と朝寝坊で何度も遅刻する後輩を見て

 

 

私はこんなにがんばってるのに、

なんなんだこいつは!?!?

 

 

と感じていたのだ。

 

 

でもよくよく考えてみたら、

後輩が遅刻しようが私の仕事には何の影響もない。

 

さらに言えば、遅刻する後輩がいれば

ちゃんと時間通りに行動する自分の評価が

相対的に高まるので、お得ともいえる。

 

 

そのことに気がついてからは、

人が遅刻しようがギリギリにこようが

全く気にならなくなった。

 

 

自分が遅刻してしまいそうな時にも、

理由があるときは素直に謝ればいいし、

 

「保育園から急に連絡がきて…」

 

などと、子どもがいることを武器にして

許してもらえそうな言い訳を考えるときもあるw

 

 

遅刻したって別にいいや、と思えている。

 

 

そして相手が遅れてしまうのには

むしろ、何か事情があるのかもしれない

というところにまで思い至るようになった。

 

 

遅刻の多かった後輩はその後

フレックス勤務となり、始業時間を1時間ほど遅らせることで

時間通り出勤することができるようになっている。

おそらく、朝にとてつもなく弱いタイプだったのだ。

 

 

もうひとり、いつもギリギリにくる後輩もいる。

でもその後輩に対しても、もはやイライラすることはない。

むしろ、ギリギリ間に合わせてて偉いな、とすら思うw

 

 

ちなみに最近、同僚が

このギリギリにくる後輩に対して

遠回しに苦言を呈していた。

 

 

その苦言を聞きながら、

この同僚も、昔の私のように

遅刻しないためにがんばっているんだろうな

と思った。

 

 

でもだからといってその同僚に今、

「遅刻してもいいんだよ」

と言ったとて、何も響かないと思う。

 

 

相手にイライラするのは、

「自分がやれるのに我慢してやっていないこと」を

相手が軽々とやってのけるからだ。

 

 

そのことに、自分で気が付くしかないのだ。

 

 

自分はこんなにがんばっていた。

自分も遅刻したっていい。

 

 

そうやって自分を許せたら、

相手のことも自然と許せるようになる。

 

 

ちなみに私が最近イライラするのは

私が子どものお世話をしているそばで

勝手にソファで寝はじめる夫w

 

 

別にいつ寝ようが本人の勝手ではあるが

私は子どものお世話をする必要があって

好きなときに寝れるわけではない。

 

 

でも、これも思い込みなのかもしれない。

 

 

今度、ふと眠くなったときは

夫のことも子どものこともほったらかして、

勝手に寝てみよう。