間違えないようになる練習方法
「 エレクトーン、巧くなりたいか? 」
「 もちろんです、先生! 」
「 あのな、そしたら鰯を5匹買ってくんねん。
それでな、その目玉をくりぬいてな
10こになるやろ?
それを自分の指に穴を開けてそこにはめんねん。
そしたら鍵盤を間違うて弾くことはなくなるねんな。 」
「 …… 」
これは実際に私が演研にいたときの会話です。
先生がどなたかは私のプロフの中からご想像下さい。
ここまでの話は多分先生の「 つかみ 」だったのでしょう。
この先は実際に練習で使えるお話しでした。
「 鰯の目、つけるのいややったらやってみ? 」
と先生がおっしゃった練習方法は
間違えないで弾くこと、これだけでした。
要は頭は正しい音を知っていても
手が間違ったものを弾けばそれを覚えてしまう
ということなのです。
何度弾いても同じ所を間違ってしまう人は
この「 間違えないで弾く 」繰り返しが
出来ていない気がします。
「 10回弾くやろ?
そのうち4回間違ったら正しく弾けたのは6回や。
そしたら体は2回分の練習しかしてへんのと同じこと。
これが5回と5回やったらどうなると思う?
練習は0と同じやねん 」
体、手が覚えてくれるのは同じ事を寸分違わず
繰り返したときだけなのです。
私が今日も生徒さんにお願いした練習方法を
備忘録として書いておきます。
・指使いを考え直す( 見直す )
そして一度仕上げたい速さで弾いてみて
その指で本当に演奏可能か試してみる
・一番間違う箇所を片手ずつゆっくり正しく繰り返す
( 最大でも2小節くらい、10回弾いても間違えなくなるまで )
・両手でさらに繰り返す
( この時、また間違えるようであればさらにテンポを落とす )
・最初に練習したフレーズを含め4~8小節に拡大し
弾いてみる
・これで間違ったら前に戻る
上手く弾けたらそのまま繰り返す
・最初のフレーズを含むセンテンスを通してみる
( 16~32小節くらい )
上手くいかなければ前に戻る
→ここまではテンポを上げない
・できれば進む、できなければ戻るを繰り返し
10回間違えないで弾けるまで繰り返す
途中で間違えたらカウントは1からやり直し
・徐々にテンポを上げる
・本当に弾く速さになるまで決して焦らずに
間違えないことを一番に練習する
JEFに出る生徒さんにもこの練習をさせますが
大人になってからピアノを始めた方にも
同じようにしてもらいます。
そしてこの頃、時々預かる発表会前の姪っ子にも(笑
そろそろ頑張らないと当日までに
演奏が間に合わないと思われた姪っ子の先生。
迎えに来た父( 私の弟 )に
「 そろそろ練習に本腰入れてくださいね~ 」
と言ったところ、弟はその場で姪に言ったそうです。
「 さあ、MAMIちゃんのところに行くか! 」
「 MAMIちゃん、ピアノの時は怖いもん 」
「 でも行ったら上手くなるだろ? 」
「 ……うん 」
こんな会話が先日交わされたらしい……(爆
やっていることは生徒さんにお願いしたことと同じ。
ゆっくり正しく弾く。
それだけ。
これができるまで横について
「 間違った! 1回目からやり直~し!! 」
とカウントをとっているだけです。
怒ったことはありません。
多分、容赦ないので「 厳しい 」と思ったのでしょう(笑
間違えないで弾くことしか
間違えなくなる方法はない
禅問答のようですが私が師匠から頂いた
大事な教えのひとつです。
ものは試し、是非やってみてください。
ご質問は必ず
こちらから
お願いいたします。
電子書籍、こちらも是非^^
音大生がコンクールに向けてどんな練習をしているか
書いています
( 実際に習ったことなど書いているので半分ノンフィクションです )
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