フィニス「いえいえ、そのようなことは無いぞ次官殿!よくぞご無事で!」
と、会議室内に響き渡る大臣の声。と、同時に他の準備の合間に忙しくしている多くの職員も通信映像をまじまじと見る。
それは相手側も同じ。一体どういう技術を使っているのか興味津々な一行だ。アインツベルン城側は、大広間の一室から通信を飛ばしているのだが、この時代の魔術師や一般人【?】そして異世界人も揃って興味津々である。
イリヤ「まったく。昨日帰ってきたと思ったらすぐさま復活して朝から元気な方ね。」
辻谷「まぁ、俺も彼と同じタイプだから大きなことは言えないけど…ほんのこて元気な男じゃ。」
クラウド「元気すぎるような気もするが、良いんじゃないか。…っと、そろそろこっちの出番だな。…さて、アンテナの方角はこれで正しいかな。」
と山本の後ろでなにか作業をしている三人。どうも、こちらはこちらで何かしらの通信設備の準備をしているようだ。
ガッツ「これでほんとにその希望の街とかいうところにつうしんとやらが繋がんのか?」
クラウド「問題ないとは思う。何せ、俺達の世界より遥かに技術が進歩した世界だ。なんでもできるんだろうさ。」